ドゥルーズ・映画・フーコー

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ドゥルーズ・映画・フーコー

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791754632
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C1010

内容説明

自ら命を絶った「生の哲学者」ドゥルーズ。病への治療を拒否して逝った「生=権力の考古学者」フーコー。現代を代表する二人の哲学者の全思想を「世界は映画である」というテーゼの上で出会わせ、死と崩壊へ向かう生の過程を凝視する新しい哲学を提示する。フランス現代思想の到達点。

目次

1 ドゥルーズによるドゥルーズ
2 ドゥルーズによる映画
3 映画によるフーコー
4 フーコーによるフーコー
5 ドゥルーズ・映画・フーコー

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Taxxaka_1964

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丹生谷貴志さんの晦渋な文章が、やがて心地よいさ迷いへと印象を変えていくことこそが本書の目的なのだろう。即ち生と死の狭間に恐らくは一瞬に出現する(だろう)永遠の時間について。それを希望とはけしてよばないものの、そうした瞬間が存在するだろうという可能性に、丹生谷氏は批評のある価値を賭けているのだ。2016/07/25

よっしー

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映画とは何か。いかに撮影し誰かの視線に擬態するかが人間の意志や知覚に関わる問題である一方で、カメラそのものは純粋な機械として人間の意志や知覚に関係なく想定外のあらゆるものを良くも悪くも映しとってしまう。従って映画が提供するのは、物語が成立すると同時に崩壊してしまうような世界であり、物語への統合と物語からの逸脱が絶えず衝突を繰り返しているような場所であり、衝突してはじめて人間の知覚も知覚の対象も存在することが可能になるのだと気づかされるような、猫のいない笑い(ルイス・キャロル)だけで出来上がった空間である。2014/01/14

nadja)))

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怪しい日本語訳みたいな文章がとてもいいかんじです。2008/12/02

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