建築家ルドゥー

  • ポイントキャンペーン

建築家ルドゥー

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 182,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784791753932
  • NDC分類 523.35
  • Cコード C1070

内容説明

画期的で斬新な理想都市を構想した、フランス革命期の建築家ルドゥーの矛盾する二つの顔。国王の寵愛を受けた御用建築家か、はたまた革命思想を体現する理想主義者か―。建築の未来を先取りしたとされるルドゥー神話の真実を、その生涯・作品そして時代背景の綿密な分析を通して解剖する建築の政治学。

目次

第1部 クロード・ニコラ・ルドゥー(建築家クロード・ニコラ・ルドゥー、1736~1792;理論家クロード・ニコラ・ルドゥー、1793~1806;ルドゥーとその時代)
第2部 ユートピア主義的建築家(フランスにおける塩 1770~1790;最初の計画;王、最初の計画と「発注」 ほか)
第3部 あるいは明晰な理論家なのか(芸術、習俗、法制との関係から考察された建築;建築の理論家、C.N.ルドゥー;都市計画の理論家、C.N.ルドゥー)
結論 なぜC.N.ルドゥーを学ばねばならないのか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネオジム坊

0
高名な建築家は数多くいれど、彼らの作品が世界遺産になることはまず無い。世界遺産・アルケスナンの王立製塩所は、18C末の建築家C・N・ルドゥーの設計だが、彼の建築が実現した例は少なく、デュバリー夫人の寵愛を受けた彼はフランス革命で建築家生命を絶たれた。当時は、冬の飼料として肉を塩漬けにする必要があり、塩には高額の塩税がかかっていた。製塩所はアンシャン・レジームの元で「王の特権の砦」であった。体制側の人間が、軽視されていた労働者の環境を、「宮殿」のような都市計画として捉え直し、誇りと夢を与えた意義は大きい。2012/05/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/318896
  • ご注意事項