内容説明
映画史上最強のギャグ集団マルクス兄弟の「言葉の魔術師」が、さまざまな愛と性のかなしくもおかしい顛末を語りながら、その絶妙の芸の秘密を公開するコント集。
目次
第1章 恋をしようよ
第2章 愛の不自然誌
第3章 社交界を追われた男の社交界だより
第4章 そいつは八人の男にふりかかった
第5章 グルーチョのマルクス思想
エピローグ 気がふれて、じゃない揺り椅子から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
69
オフ会での交換本。マルクス兄弟と言っても今や知らない人が多いだろう。マルクスはマルクスでも喜劇のマルクス。そういう私も、マルクス兄弟の映画は、そんなには見ていない。この本は、その三男にあたるグルーチョが、男と女をテーマに自分の経験を織り交ぜながら、軽妙なコント風に仕立てたエッセイと言ったらいいだろうか。ハリウッドの内幕もあったりするが、もう少し映画の話を読みたかったところ。2020/05/17
IamG
0
当時の生活が書かれていると思ったが。あくまでも女性関係が中心の本書。部分部分、映画の一場面を思い出させる箇所も。2008/11/03
SATAN'S TOY
0
マルクス兄弟の、おそらく映画に言葉の笑いを初めて持ちこんだグルーチョ・マルクスの唯一の邦訳本。正直カルチャーや言葉の関係でちょっと何言ってるかわからないようなところは多々あるのだが、一行ごとにふざけちらすような心構えは映画のグルーチョを思いおこさせる。2023/12/22