内容説明
閉塞状況にある現代哲学から飛躍を遂げるために、ヘーゲルをスプリングボードとしてマルクスの真価を問う。ヘーゲル左派の展開、『ドイツ・イデオロギー』の背景を、厳密なテクスト読解による跡づけ、関係主義、間主観性、物象化論など、哲学の新地平が拓かれてゆく構図を現在に取戻す。
目次
1 ヘーゲルと“関係主義”の伏流
2 ヘーゲル“左派”の分立と推転
3 『ドイツ・イデオロギー』の位相
4 マルクスのヘーゲル継承の構図
5 〈我々〉にとってのマルクス哲学
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