- ホーム
- > 和書
- > 芸術
- > 芸術・美術一般
- > 芸術・美術一般その他
内容説明
人間はきわめて空間的な動物である。われわれは、どこにあっても都市の侵襲をまぬかれることができない。人間は都市であり、都市は〈時代の展示室〉である。人間の外部と内部に通底する都市を数字やイデオロギーによってではなく、目に見えるものの像によってよみとく、ラディカルな図像解釈学の視座。
目次
1 都市のイコノロジー(都市の爆発;色痴の都市;ローマの葬式;中心なき空間 ほか)
2 日常の図像学(土井たか子のイメージ戦略;記念写真の小宇宙;変なおじさんのいる町;小さい市民;天安門広場における『民主の女神』の図像学;猫の悲劇 ほか)
3 人間的空間の系譜(古代の理想的空間論;美の尺度としての人体;建築と身体のアナロジー;ルネサンスの理想的空間論;理想都市とユートピア;ルネサンスの理想都市 ほか)