感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
30
私は全体的に本書を信用という問題意識で臨んだ。野口悠紀雄先生によると、ナローバンクは、銀行に信用創造を認めないという考え方のようだ(36頁)。信用するから通貨を使用するのである。中山智香子先生によると、フランスのレギュラシオン学派がトヨタの賃労働システムの調整分析を行ったことを紹介している(65頁上段)。レギュラシオニストの何人かが、アンドレ・オルレアンが金融・貨幣分析の共同研究をしているという(原著1998年『貨幣主権論』藤原書店、邦訳2012年、同頁中段)。貨幣を文化や宗教など多様な起源から考察したり2017/05/07
takao
2
野口悠紀雄 ・メガバンクや中央銀行が仮想通貨を発行するようになると、監視社会となるのではないか。 ・iPhone7ではビットコイン決済が可能 藤井太洋 ・認証基盤としてのブロックチェーンに期待。(契約書の代わりとか)2017/03/15
konomichi
1
ビットコインとブロックチェインを主に社会学的見地から考察した論文の数々。藤井太洋さんが、アンダーグランドマーケットで仮想通貨を扱った件の後日談を寄稿しているので、本編と合わせてどうぞ。2017/08/21