感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶひこ
11
本棚整理していたら出てきたのでなんとなく再読。 読み終わって奥付を確認して10年ほど前の本であることに驚く。 ・・・10年前? せっかくなので岸本佐知子のところを二度読む。 2014/11/03
NагΑ Насy
6
引越の荷造りをしていた。『晴れたり曇ったり』を開くと、新婚のとき暮しの手帖をスケッチブックに抜き書きして新しい生活に胸を膨らましていたとあった。穂村弘と対談で、ほんとにそんなふうな生活に憧れるのと一笑に付したのが思い起こされて読み返す。書評の話からの流れで『すてきなあなたへ』を取り上げようと思ってるんだけどと穂村がいうところからの展開だった。ここの対談で、うまく噛み合っていないようなムードは、穂村弘が川上弘美の隠しておきたい恥ずかしいポイントを突こうとしていたからなのかな、と自省的にこぼすところ2014/08/14
すぎの
2
奇怪で不可思議でいろめかしい、川上弘美の著書解説から寄稿、短編、対談、散歩、(勝手に)本棚と充実。なかにはたいへん濃い解説(推測?)があり、くたびれた(ともすると不快にさえなった)。たしかに理解不能で、肌にあわないひとは生涯肌にあわないのだろうけど、この世界感は判らなくとも楽しい。だからはんぶんよみすすめるのに嫌気がさしたあとの小池昌代の寄稿文には救われたこころもち。〈混沌は混沌のままに、そっとしておきたい〉んです、なら読むなと言われそう。散歩は×堀江敏幸とだったのだけど、穂村弘かと思ってた。似てる。2013/05/17
ふじこ
1
川上弘美好きな私には満足のいく本だった。穂村弘、堀江敏幸の豪華対談も、詩や文学の世界にいる人たちの話ってなんて素敵なんだろう、と感動した。川上弘美作品の分析も、「なんとなく」感じていた事柄がはっきり言語化されていたり、「なんとなく」読めてしまった作品も深く解説されていたり、読む価値があった。2016/08/21
こまいぬ
1
再読。この本を買ったころには、穂村弘も久世光彦もしらなかったのだけど。後に、エッセイや小説を読んで好きになったので、改めて読みなおすと二度おいしい。引っ越しても取っておいて良かった。2013/11/08