Sekaishiso seminar
グローバリゼーションと文化変容―音楽、ファッション、労働からみる世界

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784790712374
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C3336

出版社内容情報

ファッション、音楽、趣味、労働などから、グローバリゼーション/ローカリゼーションの運動を新たな概念・モデルによって解き明かす

内容説明

コンビニ、ジーンズ、ラップ、ロック、バイク、ヤンキー、オタク…“自明の日常”として見過ごされるポピュラーな文化に着目し、そこに潜むグローバリゼーション/ローカリゼーションの運動を新たな概念・モデルによって読み解く。

目次

序章 現代文化におけるグローバリゼーション/ローカリゼーションのねじれ―現実と理論
第1章 愛国心とノスタルジア―グローバリゼーションにおける正当性の重層コンフリクト
第2章 “ジーンズ”の帝国―ファッションのグローバリゼーション
第3章 “趣味”と履歴書―グローバリゼーション社会の“階層”文化
第4章 日本におけるラップ音楽市場の自律化―ローカライズド文化からローカル文化へ
第5章 音楽イベントに現れた日韓ナショナリズムの相克―開発主義と文化実践をめぐる重層コンフリクト
第6章 バイク便ライダーたちの「東京」―仕事を契機にしたバイク文化のローカリゼーション
第7章 被差別部落の酒屋がコンビニに変わるまで―グローバリゼーションと地域小売業の変容
第8章 茨城県A市における「フィフティーズ・ファッション」の消費と変容―サブカルチャー的スタイルのローカル化/ローカライズド化

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kazuki Yama

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私たちの日常にあるモノは、実は私たちの多くは知らないかも知れないけど、じつは「グローバリゼーションと文化変容」によるものだった。たとえばかつては西洋の労働者階層の作業着だったジーンズが、長い時を経たら私たちの社会では若者のファッションとなっていた。 このように、私たちの多くがごく当たり前だと思って使っているものの多くはグローバリゼーションと文化変容によるものだった。少なくとも、そのことを再認識させられました。2011/07/16

Skeltia_vergber

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遠藤薫先生の2つのキー概念A)三層モラルコンフリクト、B)オルトエリートを軸に、若手研究者とグローバリゼーションについてまとめられた本。前半部分の遠藤先生の3論文は、話があっちこっち飛んでいるんだけれども、きれいにまとめられている。ある種の「芸」だね。後半は、一見するとグローバリゼーション研究とは結びつかないと思われていたさまざまな分野が実は、三層モラルコンフリクトの「極域化」された場として立ち現れ、そこでたくさんの人々がグローバリゼーションの影響下にあることを示している。面白かったです。2009/01/19

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