内容説明
「映画を見る」とはどういう経験か。それは現実の生とどのように共鳴し、まだ見ぬ可能性の世界へと私たちを誘うのか。すぐれた映画作家たちの作品に通底する響きに耳をすませば、そこから新しい思考の冒険がはじまる―。
目次
1 映画の対象―映画における直接的なもの
2 映画の手法―パラドックスの「罠」
3 映画を観ること―意図性と非意図性
4 映画を感じること―映画における存在論的ユーモア
5 映画を生きること―「住まうこと」と「さすらうこと」
6 映画という装置―その倫理と美学
著者等紹介
箭内匡[ヤナイタダシ]
1962年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科文化人類学専攻修了。博士(学術)。天理大学国際文化学部助教授を経て東京大学大学院総合文化研究科助教授。文化人類学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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