内容説明
20世紀初頭の「言語への転回」以来、言語を中心に据える哲学的考察すなわち言語哲学は、哲学探究の枢要な位置を占めるにいたった。言語哲学の多彩な論争的諸問題に気鋭の哲学者十余名が挑む、言語と哲学に関心を寄せる人々への刺激的な入門書。
目次
第1部 言語哲学の基礎(思考と言語;言語と実在;言語の知識 ほか)
第2部 意味論(論理学の革新と意味論の成立;真理条件的意味論と検証条件的意味論;可能世界意味論 ほか)
第3部 行為としての言語(行為としての言語;言語行為;会話の原則と含意 ほか)
著者等紹介
野本和幸[ノモトカズユキ]
1939年東京都に生まれる。1962年国際基督教大学教養学部卒業。1967年京都大学大学院博士課程単位取得退学、文学博士。現在、創価大学文学部教授、東京都立大学名誉教授
山田友幸[ヤマダトモユキ]
1953年大阪府に生まれる。1977年東京大学文学部卒業。1983年東京大学大学院博士課程単位取得退学。現在、北海道大学大学院文学研究科教授
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感想・レビュー
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ami
2
執筆陣が豪華だし、参考文献も充実しているし、1冊目として丁度良いと思う。2018/02/17
hisajun
1
諸般の事情でざらっと再読。最近忘れてたこともちょいちょいあったのでいい復習になりました。2008/11/23
しょ~や
0
言語哲学においてどんな問題があるのか、全体を見渡せる内容なのではないかと思います。自分の興味を持っている問題がどの分野なのか分かったように思う。2016/02/26
ぺっぺ
0
読みやすく、広範囲のサワリを知るにはかなり良いと思う。同じ内容の繰り返しがなければさらに良いと思う。2009/06/14