内容説明
近世中華世界から現代アジア太平洋まで。両国関係を揺さぶる大枠の中で繰り広げられる、双方の対話と駆け引きの軌跡。研究状況を簡明に解説。年表つき。
目次
1 交流の歴史(近世日本人のベトナム認識ノート―漂流記を素材に;近世ベトナム王朝にとっての「わが国」 ほか)
2 相互イメージと問題点(日越国交二七年史の若干の問題―一九七〇年代の問題を中心に;ベトナムの対日認識―ドイモイ期前後の比較を中心に ほか)
3 ドイモイ以後と将来展望(カンボジア和平と日本外交;アジア経済危機とベトナムのアジア・太平洋認識―東アジア・東南アジア発展モデルの再考 ほか)
4 研究の状況(日本におけるベトナム研究;今日のベトナムにおける日本研究)
著者等紹介
グエン・ズイ・ズン[Nguyen Duy Dung]
1957年生まれ。現在、ベトナム日本研究センター上級研究員、同副所長。専攻は、政治経済学。主な著書・論文に、『日本とベトナムの社会福祉にかんする若干の問題』(共著、ハノイ、日本研究センター、1996年)、「日越経済関係の現状と展望」(ハノイ、1995年)などがある
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