鈴木出版の児童文学 この地球を生きる子どもたち<br> ぼくの帰る場所

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鈴木出版の児童文学 この地球を生きる子どもたち
ぼくの帰る場所

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  • サイズ A5判/ページ数 302p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784790233619
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8397

出版社内容情報

主人公AJは、お金のことや書類のことなどの処理が出来ない両親と暮らしている11歳の走ることが得意な男の子。常に家族を支えてくれていたおじいちゃんが突然亡くなり、生活が一変する。もし学校に知られて、3人では暮らせないと判断されてしまったら……。

内容説明

ぼくがほかの11歳の男子とちがうのは、走るのが速いってことはべつにして、両親に学習障害があるという点だ。でもそれはたいしたことじゃない。ほんとうに。べつにぼくが両親の面倒を見ているわけじゃない。たがいに助け合って暮らしているだけだから。おじいちゃんはやっぱりわが家の中心だったんだって、つくづく思う。それまでおじいちゃんが占めていた空間に大きな穴がぽっかりあいたようだった。それでぼくは決意した。その穴をぼくが埋めて、おじいちゃんのように、どんな問題が起きても自分で解決しようって。

著者等紹介

デュラント,S.E.[デュラント,S.E.] [Durrant,S.E.]
イギリスの児童文学作家。子ども時代をスコットランドですごし、12歳のときにイングランド中部の州レスターシャーに移る。美術(絵画)を学んだのちに世界を旅してまわり、最終的に南ロンドンに落ち着く。市場で露店を出したり、ヴェニスで絵を売ったり、子どもに美術を教えたりと、様々な仕事を経験。ロンドン大学では長年にわたって研究の提案書づくりに尽力した。現在、夫とふたりの子どもとブライトンに住む

杉田七重[スギタナナエ]
東京生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。小学校での教師経験ののち、翻訳家として、児童書、YA文学、一般書などフィクションを中心に幅広く活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chimako

77
こだわりが強かったり、人前が苦手だったり、お金の管理が出来なかったり、日常生活の細々とした事が困難な人がAJの両親である。両親を愛してはいるが恥ずかしいと思うこともある。その想いが彼を苦しめている事に自分では気づかない。そんな家族をしっかりサポートしてくれていたおじいちゃんが亡くなった。電気が止まる。水道が止められる通知が来る。走ることが得意なAJだがランニングシューズを買ってもらうことも出来ない。が、彼は自分で何とかしようと必死で考える。これから増えるであろう家族の形。良い大人と行政の出番だと思われる。2022/09/15

NakaTaka

7
なんと健気な少年なんだ!父と母との生活を守るため空回りしつつも一人で頑張ろうとする姿。それはどんな困難があっても、おじいちゃんの大きな愛と優しい父母に育てられたからに違いない。こういう境遇で同じように頑張る子供は日本にもいる。気付かない大人が歯がゆい。いとこの存在が緊迫感のある物語に、少しの息抜きを与えている。とても感動した。2021/01/24

ぽけっとももんが

5
辛いなぁ、AJ。学習障害のある両親に代わって生活全般を見てくれていた祖父を急に亡くしてしまう。請求書が来てもどうすればいいのかわからない両親に、ランニングシューズが小さくなったとは言えない。幸い叔母のジョセフィーンがそばにいるとはいえ、中学生には荷の重すぎる生活だ。両親を大切に思いながらも恥ずかしがってしまう自分に罪悪感を覚えるのだけれども、それは仕方ないことだよ、思春期のきみには当然の感情だよ。行政や学校側が把握することで改善されることも多いと思うんだけど。とりあえず走れ、AJ。2020/02/24

みゅうの母

4
11歳の少年AJの一人称で語られる家族の物語。短い文がぽんぽんと飛び出して、あっという間に主人公の気持ちに。嬉しいこと、悲しいこと、困りごと、絶体絶命からの起死回生などなど、久々、中学生にもどった感じで楽しかった。良い本です。2021/04/16

omasa

3
50過ぎのおばさんはもうAJと一緒に走ることはできない。雑貨屋のおばあさんのくらいの目線。最後にロールパンおごったよ。こんなに頑張ってる君のことを周りのみんなは気がつかない。おじいちゃんは全て分かってくれてたけど。大人として反省。でも世の中捨てたものじゃない。ヒギンス先生も、タイラーも。苦しい展開で読むのが大変だったけど、最後に急に歯車が合って明るいラストで良かった。高学年の子はAJの行動やセリフにを分かるって読むのだろうか。私は年をとった。せめて雑貨屋のおばあさんとして温かなまなざしを持てる人でいたい。2020/05/17

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