内容説明
カオス(Chaos)理論や自己組織化、自己回帰モデルなどの新しい発想をデータ処理に加えた一冊。時間のない研究者のために、前から順番に読まなくてもどこからでも、必要とする計算技法やその理論を理解できるように、工夫した。
目次
第1章 科学的な計測とデータ処理の考え方
第2章 信号と雑音の発生メカニズム
第3章 変化する信号の周波数解析
第4章 自己回帰モデルと最大エントロピー法
第5章 零値を用いた逆問題と1ビットA‐D変換
第6章 最小2乗法と多変量解析
第7章 非線形最適化
第8章 フィルタリングと信号回復
第9章 未知成分の発見と分離
付録 FORTRAN,BASICユーザーのためのC言語解説
著者等紹介
南茂夫[ミナミシゲオ]
1929年大阪生まれ。1951年大阪大学工学部精密工学科卒。大阪大学工学部応用物理学科教授を経て現在、大阪電気通信大学学長、大阪大学名誉教授、工学博士。専門は応用光学、科学計測学
河田聡[カワタサトシ]
1951年大阪生まれ。1974年大阪大学工学部応用物理学科卒。1979年同大学院博士課程修了。現在、大阪大学大学院工学研究科教授、阪大フロンティア研究機構・機構長。工学博士。専門はナノフォトニクス、信号処理
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