内容説明
無線通信回線では混信、雑音、マルチパスなど通信を阻害する要素が多く、有線回線で使われるディジタル化の技術をそのまま使えない面が多く、無線通信回線を考慮した設計が求められ、その変調技術にもノウハウが必要。本書はディジタル化が進む無線通信機の設計経験が豊富な筆者による、具体的な変調技術の解説書である。
目次
第1章 前準備
第2章 基礎技術
第3章 無線変調方式
第4章 ASK
第5章 SSBによるデータ伝送(振幅変調)
第6章 FSK
第7章 PSK
第8章 PN符号によるフレーミング
第9章 CDM
第10章 OFDM
著者等紹介
西村芳一[ニシムラヨシカズ]
1954年長崎県長崎市生まれ。1977年電気通信大学応用電子工学科卒業。1977年ソニー株式会社入社、厚木テクノロジーセンターに勤務。放送用ビデオ機器の開発設計に従事。1993年長崎に戻りタスコ電機(株)長崎R&Dセンター開設。無線データ画像モデム機器の開発に従事。2001年(株)エーオーアールに移り現在にいたる。デジタル無線機器関連の開発に従事
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