内容説明
OPアンプの内部回路を解析・理解すると、貴方のアナログ回路設計力を飛躍的に向上させることができる。本書では、これまであまり詳しく語られることのなかった市販OPアンプICの内部回路に焦点をあてて、如何にして増幅度を稼いでいるのか、なぜ高精度になっているのか、どのようにして低雑音を実現しているのか、どのようにして高速・広帯域化を実現しているのかなどを徹底検証する。また学習結果として、OPアンプICの性能を凌駕する個別トランジスタによるアンプの設計技術を公開。回路シミュレータの回路設計への効果的な利用方法も紹介している。
目次
第1章 OPアンプを手作りトランジスタ回路で学ぶ
第2章 汎用OPアンプIC4558の解析
第3章 回路シミュレータでつくる本格OPアンプ
第4章 トランジスタによるICを越えるOPアンプの設計
第5章 汎用OPアンプICの解析
第6章 高精度および低雑音OPアンプICの解析
第7章 高速・広帯域OPアンプICの解析
第8章 CMOS型OPアンプICの解析
著者等紹介
黒田徹[クロダトオル]
1945年兵庫県に生まれる。1970年神戸大学経済学部卒業。1971年日本電音(株)入社、技術部勤務。1972年同社退社。現在、黒田電子技術研究所所長
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