フチボウ―美しきブラジルの蹴球

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 531,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784789728546
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0097

内容説明

ペレとガリンシャの分かれ道、フチボウの愉快ないとこたち、終わらないマラカナンの悲劇、テラス席に集う奇人、ピッチに埋められた蛙の呪い、ロベルト・カルロスがロベルト・カルロスになった理由、ちょっと変わった赤道の利用法、ロナウドが語る“本当の真実”…。サッカーにとりつかれた国ブラジルの肖像。浪漫と混沌に満ちた“美しいゲーム”のすべてがいま明かされる。

目次

世界の果ての闘い
英雄たちの足
悲運の決勝
コラム アウジールのデザインスケッチ
部族の集い
脚の曲がった天使
“よじれる”人々の謝肉祭
わがトニャン
車、女の子、そしてリフティング
蛙と奇蹟
揺るぎのないゴール
裸のフチボウ
ふたつの半球の勝負
シルクハットの亀
ぼくらが負けたのは勝てなかったから
ソクラテスとの対話

著者等紹介

ベロス,アレックス[ベロス,アレックス][Bellos,Alex]
1998年よりリオデジャネイロに暮らし「ガーディアン」および「オブザーヴァー」の特派員として活躍。ブラジル・サッカーの“本当の真実”を求めて各地を取材。現在は活動の拠点をロンドンに移し、しばしばブラジルへ出かける日々を送っている

土屋晃[ツチヤアキラ]
1959年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。おもな訳書にディーヴァー『獣たちの庭園』『青い虚空』、ブレイク『天国への疾走』(以上、文藝春秋)など

対馬妙[ツシマタエ]
1960年、東京生まれ。日本獣医畜産大学卒業。おもな訳書にハート『死の散歩道』(ハヤカワ文庫HM)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

santiago

2
ペレよりも愛された名選手。イリーガルなクラブ経営者たち。美人コンテストと融合したユニークな大会。ボタンのようなコマを指で弾くテーブルサッカーなどなど。少し古い本だが、ブラジル社会とサッカーの濃密な関係が様々な角度から綴られていて、とても面白い。欧州以外のサッカー文化を取り上げた書籍が、もっと日本でも翻訳されたらいいのに。大空翼が当初の目標通りブラジルに渡っていれば、少しは違ったのだろうか。2023/02/27

多分、器用です

2
ブラジルとサッカーというスポーツとの密接な関係。それは経済的だとか文化的だとか、そんなレベルだけでなく。ブラジルで生活するということはサッカーに対して無理解ではいられないし。スポーツ以上のスポーツ。この国は人種のるつぼといわれるように、比較的に人種差別が少ないのもサッカーが上手く機能していて、その理由もわかった。すばらしい本です。2014/01/03

arisaka

0
高野秀行さんがオススメしていたので読んでみた。とりたててサッカーに興味のない自分でも、すごく興味深く読めたのでサッカー好きの人ならば、絶対面白く読めると思います。ブラジルサッカーのすべてが、まるっと詰まった一冊。個人的には黒魔術で勝てないように呪いをかける話が好きだ。さすが南米。もっとも日本もW杯の時、鹿島神宮で必勝祈願の祝詞を上げてたんだけど。2012/02/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/127288
  • ご注意事項

最近チェックした商品