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内容説明
ナチスドイツ優勢をくつがえす鍵となる情報を得たアーネは、デンマーク脱出を図るもすんでのところでナチスに囚われてしまう。なんとしてもこの情報をイギリス政府に伝えなければ―アーネの弟ハラルドは代わりにロンドン行きを試みるが、あらゆる交通機関はナチスの手下に見張られている。途方に暮れたハラルドは、大胆極まりない計画を実行に移すことにした。親友ティクの家に眠っているホーネット・モスという小型飛行機で北海を横断し、イギリスへ渡ろうというのだ。ハラルドはティクの妹カレンの助けを借りて、ホーネットを飛び立たせようとするが…。巨匠の面目躍如、手に汗握るアクション大作。
著者等紹介
フォレット,ケン[フォレット,ケン][Follett,Ken]
1949年、イギリス・ウェールズ生まれ。ロンドンのユニバーシティ・カレッジで哲学を学んだ後、新聞社勤務のかたわら、1973年に作家としてデビュー。1977年に発表した『針の眼』がエドガー賞を受賞、さらに映画化されたことにより、その名は一躍世界中に広まった。その後『レベッカへの鍵』『鷲の翼に乗って』などが次々に大ベストセラーとなり、冒険小説の巨匠としての地位を確立した
戸田裕之[トダヒロユキ]
英米文学翻訳家
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