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ヴィレッジブックス
飛行伝説―大空に挑んだ勇者たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 429p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784789723015
  • NDC分類 538.028
  • Cコード C0197

内容説明

何よりも飛ぶことを愛し、ある者は冒険旅行に、ある者は戦闘飛行やテスト飛行にみずからの命をかける。知られざる秘話を満載して描くパイロットたちのドラマ。

目次

リリエンタールが宙を舞った―飛行機誕生の基礎を築いた偉大なパイロットの臨終の言葉
人類初の偉業達成というのに…―地元紙もトップ扱いではなかった「1903年12月17日」報道
賞金目当ての英仏海峡初横断―イギリスの新聞社が催したアドベンチャー企業は大当たり
イタリア万歳!ダヌンツィオ奮戦す―失明がなんだ、祖国のために激しく燃えた老詩人の飛行熱
若きヒーロー、チャベスよ永遠なれ―アルプス横断飛行に成功したペルー人に思わぬ悲劇が…
エアメールはボローニャで生まれた―1911年、世界で初めて航空便を運んだ飛行士はどこの誰?
空から爆弾が降ってきた!―飛行機から投下された新兵器を見てトルコ軍はパニックに
戦闘を拒否した「戦闘機」の生みの親―航空史に名を轟かせた天才発明家は心やさしい人道主義者
「空からの恐怖」ツェッペリン伝説―秘密兵器・飛行船は貴重な資源を費やすモンスターだった
ドイツの命運をかけた最終兵器―飛行船に次いで投入した爆撃機もイギリス軍の反撃で敗退〔ほか〕

著者等紹介

エヴァンジェリスティ,ジョルジョ[エヴァンジェリスティ,ジョルジョ][Evangelisti,Giorgio]
1933年、ボローニャ生まれ。飛行機とグライダーのパイロット歴があり、58年からジャーナリスト活動をおこなう。国内外の新聞・雑誌に航空関連記事を執筆し、作家としても活躍。68年、航空飛行に関するジャーナリズム普及活動に貢献したとしてマリオ・マッサイ賞を受賞

中村浩子[ナカムラヒロコ]
翻訳家。1961年生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒。本田技研工業勤務、イタリアの新聞社『ラ・レプブリカ』極東支局長助手を経て、イタリアのニュースや書籍の翻訳を手がける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うたまる

2
航空史ドキュメンタリー。驚くべきはリリエンタール、ライト兄弟の成功から兵器転換への早さ。人類の空への憧れは、あっという間に新たな殺戮の道具へとシフトした。そこにも僅かに浪漫の欠片は残っていたようだが。さて、気になったのはエピソードの取捨選択の基準。イスラムのイブン・フィルナスも本朝の備前屋幸吉もなく、米軍の東京初空襲は載せるが日本軍の真珠湾奇襲には触れず。翻訳者に言い訳めいたことを言ったらしいが、これも初期のノーベル賞と同じで、栄光ある白人様の偉業にイエローモンキーは入れたくないんだろうね。2014/06/08

鈴木誠二

0
著者がイタリア人のせいか、イタリア人はやはり個人スキルめっちゃー高いなーエピソードがいっぱいでうれP! 航空史黎明期の貴重な話もいっぱいいっぱい!! 2013/10/19

χ

0
未知で危険な領域にすすんで踏み込む姿勢はかっこいい。航空史初期の飛行は命がけ。飛行機が急速に発展した背景には先達のたくさんの犠牲があったからだろう。名パイロットには魅力的な人物が多いのでそういう本をもっと読みたい2013/10/11

赤月 文

0
飛行機に関わった著名なパイロットやエンジニアの果たした偉業をコンパクトに纏めた一冊。リリエンタールからジェット機開発までの広い範囲を扱っているので詳しくない人でも取っつきやすいのでは。個人的にはレジプロ全盛期について多く記載されていて満足。2011/12/02

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