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内容説明
実母による虐待から逃れ、里子となって中学校に入学したデイヴを待っていたのは、心ないクラスメイトたちによる残酷な“いじめ”だった。それでも彼はくじけない。友だちが欲しい、語り合える仲間が欲しい―高校生になり、そんなデイヴにもようやく親友と呼べる友人ができる。冒険とスリル、周囲の大人たちとの関わり、そして淡い初恋…。生まれて初めて友情を知り、他人と触れ合い、愛する喜びと信じる強さを学んでゆくデイヴ。児童虐待の被害者にすぎなかったひとりの少年を、その後のデイヴ・ペルザーへと導いた、決定的な出会いと悩み多き日々を綴った、あざやかに胸にせまる青春期の告白。
目次
第1章 真夜中の知らせ
第2章 囚われの少年
第3章 初めての友達
第4章 静かな町の問題児
第5章 仲間たちの「掟」
第6章 さよなら幸福な場所
第7章 キスまであと五センチ
第8章 仲間の未来、ぼくの明日
第9章 道を探る者たち
第10章 大人への巣立ち
エピローグ ふたたび、心の故郷へ
著者等紹介
ペルザー,デイヴ[ペルザー,デイヴ][Pelzer,Dave]
カリフォルニア州デイリーシティに生まれる。州史上最悪といわれた児童虐待を生きのび、その後、米空軍に入隊。一方で、自らの経験を活かして、カリフォルニア州各地の教護院および青年援助プログラムで活動を続ける。児童虐待にたいする一般の認識の向上およびその防止に力を注いだとして、米国内で高い評価を得ている
田栗美奈子[タグリミナコ]
翻訳家・桜美林短期大学講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。