文学刑事サーズデイ・ネクスト〈1〉ジェイン・エアを探せ!

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  • サイズ B6判/ページ数 526p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784789721387
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

事件のはじまりはディケンズだった―わたしはサーズデイ・ネクスト、27課所属の“文学刑事”(リテラテック)だ。元“時間警備隊”の父は、いまは時空のなかを逃げまわる身の上、最愛の兄はクリミア戦争で疑惑の死を遂げた。わたしはといえば、昔の恋をひきずったまま、地道な捜査ひとすじ、ふだんは原稿紛失や盗作など冴えない事件ばかりで、殺しとは無縁のリテラテックのわたしが、いくつもの顔を持つ凶悪犯アシュロン・ヘイディーズを追うことになった。特別捜査機関の同僚の心配をよそに、わたしは単身“現場”へ向かった。英米でベストセラーの「文学刑事シリーズ」第一弾。

著者等紹介

フォード,ジャスパー[フォード,ジャスパー][Fforde,Jasper]
映画よろずアシスタント業をやめて、いまは、ぼんやりと窓の外を眺めては言葉でページを埋める楽しい毎日を過ごしている。『文学刑事サーズデイ・ネクスト1 ジェインエアを探せ!』がデビュー作となるが、この「文学刑事シリーズ」は英米で熱狂的な人気を博し、すでに3巻目まで出版されている

田村源二[タムラゲンジ]
翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

24
面白い〜♪むっちゃ好きです、何なのこの作品(^_−)−☆本の世界に入り込む、ジェインエアを読んでみなくては、多分あたしも今作で変えられたお話しのほうを支持するだろうなぁ。サーズデイのご家族のキャラもイイ。この作品オススメです。2023/10/21

みつ

23
読み友さんに教えていただいた本。一気呵成に読了。時代は「現代」であるが、19世紀半ばからのクリミア戦争がなお続き、飛行機ではなく飛行船が輸送手段になっている。時間を停めることのできる父、本の中に入り込む装置を発明した伯父などを持つ、文学刑事局に属するサーズディと、小説中の人物を殺すことで本の内容を変えると脅す悪人の闘い。『ジェイン・エア』の筋書きをハッピー・エンドにしたいサーズディは、本の中に入り込み、悪人と対決。(本来の意味で)破天荒なこの本は、設定や筋書きではなく、混沌とした世界に共に入り楽しむもの。2023/05/05

ひ  ほ

22
『ジェーン・エアを探せ』という題名にひかれて読了。ジェーン・エアの本の中に入り込んで話が展開。最初のうちはジェーン・エアのラストが嫌いだとかインドに行っちゃうとか変だなぁと思いながらラストはすっきり。今までに読んだことのない展開の本でした。2023/05/19

ぐるぐる244

10
竹書房から出てるドラゴンスレイヤーのシリーズを読みたかったのだが図書館になく、こちらを借りてきた。面白かった!英文学事情に詳しければもっと楽しめたと思う。クリミア戦争が100年以上続いている、もう一つのイギリスが舞台。リチャード三世しかかからない劇場(演者はその場で決まる基本的に素人)とか、ウォンバットの謎の秘密結社とか、小ネタ満載。ただ途中このノリ(銀河ヒッチハイク・ガイドに似てる)がすこし辛くなった。2024/03/21

duzzmundo

10
ジャスパー・フォード好きだなあ。個人的には3作読みましたが、今後好きな作家を聞かれたら(聞かれないけど)、ジャスパー・フォードも入れようかなってくらい好きになってきました。相変わらず設定詰め込み過ぎて、あんまり説明もなく目まぐるしく物語が進みますが、それがなんかワクワクするんですよね。「読者のために順を追って用意されていく世界」ではなく、「元から存在していた世界に読者が放り込まれる」って感覚が楽しいです。これが合わない人はぜんぜんダメな作家だと思います、はい。2作目も読もうと思います。2023/02/11

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