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内容説明
豪雨のため孤島と化したモーテルに閉じこめられた11人。リムジンにはねられた妻を抱え込んできた夫と息子。リムジンの運転手、女優、娼婦、若夫婦、モーテルのマネージャー、そして刑事と殺人犯。不穏な雰囲気のなか、第一の殺人が起きる。犠牲者は女優のカロライン。コインランドリーの中で彼女の首はガラガラと回っていた。それを皮切りに次々と殺人が起きるが、どの死体も消えていく。誰の仕業か?目的は何か?それぞれの思惑が錯綜するが、犯人は判明しない。そして4人目が消えたあと、隠されていたもうひとつのストーリーが始まる―。全米騒然のサイコミステリー。
著者等紹介
柳下毅一郎[ヤナシタキイチロウ]
東京大学工学部卒。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネコベス
27
嵐により孤立したモーテルに避難した十一人。運転手と女優、娼婦、若夫婦、モーテルの経営者、重傷を負った妻と夫とその息子、そして刑事と殺人犯。突如殺人が発生。皆協力して犯人を捜索するが次々と新たな殺人が起こり、しかも死体が消えてしまう。映画のノベライズ。集団に潜む謎の犯人を探す群像劇だが逃げ場のないモーテルでとんでもない仕掛けが待ち受けているB級サイコサスペンス。序盤からきちんと伏線が貼ってあるので本ネタには途中で気づくのだがラストにも一捻りあって楽しめた。ジョン・キューザックの怪演が見られる映画版も面白い。2019/04/15
tommy
2
クローズドサークル物。嵐に巻き込まれた人々が集まったモーテル。 事故を起こしたタクシー運転手、その事故で怪我を負った母親、子供、父親、売春婦、 映画女優、若いカップル、囚人を護送中の警官、モーテルの管理人、 この11人が次々と殺されていく。 殺人現場には部屋番号のキー。番号がカウントダウンされていき、犯人の目星が次々と変わっていく。ご多分にもれずノベライズ版らしさは溢れていて、文章ヘタ。アメリカ・インディアンの呪いの差し込み方が中途半端すぎて、せっかくこれが目眩ましに一役買うだろうに…むしろ蛇足。2010/04/09
サンシロウ
0
★★☆☆☆
まゆこ
0
★★★☆☆2006/06/06