航路〈上〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 413p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784789719339
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

認知心理学者のジョアンナは、デンヴァーの大病院にオフィスを持ち、朝はER、午後は小児科と、臨死体験者の聞き取り調査に奔走する日々。目的は、NDE(臨死体験)の原因と働きを科学的に解明すること。一方、神経内科医のリチャードは、疑似NDEを人為的に引き起こしてNDE中の脳の状態を記録する研究計画を立ち上げ、彼女に協力を求める。だが、実験にはトラブルが続出し、やがて被験者が不足する事態に。こうなったら自分でやるしかない。ジョアンナは、みずから死を体験しようと決意するが…。

著者等紹介

ウィリス,コニー[ウィリス,コニー][Willis,Connie]
1945年12月31日コロラド州デンヴァー生まれ。コロラドの公立学校で教壇に立つかたわら小説を書きはじめ、1982年に短編「見張り」でヒューゴー賞を受賞。それを皮切りに現代アメリカSF界を代表する女性作家となり、ヒューゴー賞・ネビュラ賞の最多受賞記録を保持。コロラド州グリーリー在住。物理学者の夫コートニー・ウィリスとの間にひとり娘のコーディーリアがいる

大森望[オオモリノゾミ]
1961年、高知県高知市生まれ。京都大学文学部文学科卒。翻訳家・評論家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

52
(下巻を読み終わってからの感想です)あー、あーっ、ああーっつ、ジョアンナちょっと待って、その人をそんなに蔑ろにしないでその人結構後から重要人物になるから、ちゃんと話を聞いてあげてっていうかその話が概ねネタバレだからー!なのにどうしてそこでその質問を忘れちゃうのー!!その約束も忘れちゃまずいでしょー今まずくなくても後からまずくなる!あと、その人にそんなに執着する必要ないからね、その人結局あれだからさー!あー、あとその伝言もちゃんと聞いてー!ポケベルもちゃんとチェックしてー!!とりあえずまずはご飯を食べてー!2017/01/31

くさてる

24
コニー・ウィリス、長編を初めて読みました。疑似科学を相手に戦う姿勢が面白いなあと思いつつ、とにかく忙しい主人公と楽しい周囲のキャラのドタバタのなかからすこしずつ見えてくる謎の形に引き込まれて一気に読んだ。すごく好き。2017/09/13

宇宙猫

15
★★★★ 面白かった。2003/10/15

おーすが

12
読みたいと思ってた『航路』。ハードカバーは重たいけど、こっちの表紙のほうが好みかも。会話主体のライトな読み心地で600pがあっというま。若干くどい部分もあるけど、海外ドラマを見ているようで楽しい。とくに扉の向こうに迫る二部はハラハラした。いざ下巻へ。可愛いメイジーが元気になりますように!2023/09/13

アカツキ

10
認知心理学者のジョアンナは臨死体験の科学的解明を研究していた。そこへ神経内科医のリチャードから薬物で疑似的に臨死状態にさせる実験に参加して、薬による幻覚と臨死体験を見極めてほしいと頼まれる。実験を進めるうち信用できる被験者が足りなくなり、ジョアンナも被験者として参加することに…。過去2回挫折して3度目の挑戦、あれ面白い…。ドタバタ、人の話を聞かない登場人物たちというコニー・ウィリス印の物語。災害マニアの少女メイジー、戦争体験のおしゃべりが止まらない被験者ウォジャコフスキーがお気に入り。2023/10/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/554737
  • ご注意事項