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内容説明
1966年1月から翌年終わりにかけて、ウェストヴァージニア州ポイントプレザントに住む6000人の人々は次々に異様な物体や生物を目撃した。円盤形の空飛ぶ物体、赤い目をして翼が生えた黒い生物…この生物は、モスマン(蛾のような人間)と呼ばれるようになる。CIAやFBIもこの現象を追いかけ、マスコミはこぞってこの町におしかけた。ジャーナリストのジョン・A・キールは、UFOを見たという人々から話を聞いて記事にしているミセス・ハイアとともに、この町でなにが起きているのかを取材することになるが…著者が、目撃者にインタビューした記録と、自ら体験した事実を綴った衝撃のノンフィクション。
目次
魔王、ウェストヴァージニアに出現
寒空から忍び寄る影
黒い翼が羽ばたく音
現実と非現実のはざまで
雨夜に降り立つ黒服の男
あっ、モスマンだ!
耳から出血した恐怖の夜
呪われし亡者の行進
起きるんだ、そこのやつ!
紫の光とエプリルフール〔ほか〕
著者等紹介
キール,ジョン・A.[キール,ジョンA.][Keel,John A.]
1930年、ニューヨーク生まれ。作家・超常現象専門ジャーナリスト
南山宏[ミナミヤマヒロシ]
東京生まれ。東京外語大学中退、SFマガジン編集長を経て、現在はSF・超常現象作家、研究家、翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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うたまる
0
「合衆国政府は宇宙人に取って代わられつつある!」……1960年代のUFO騒動を描くノンフィクション。冒頭から8割くらいまでが目撃情報の羅列なのでかなりしんどい。しかしその先に真実の解明が待っている、と思って頑張ったのにそれもなかった。まあ、現在でもはっきりしていないのでやむを得ないが、100例以上も証言があれば期待しちゃうよ。勘違い、思い込み、精神疾患、売名行為、いたずら、組織的隠蔽。こんなものが雑多に混ざり合えば真実を探し出すのは至難。逆説的には、こういう風に猥雑にしてしまえば何でも隠せるということか。2018/11/25