内容説明
シス卿、ダース・シディアスはトレード・フェデレーションを陰で操り、銀河の全権をその手に握ろうと画策していた。しかし、その企みを記したホロクロンが盗まれた。ジェダイ評議会に事が露見するのを防ぐため、シディアスは弟子のダース・モールに指令を出した。「裏切り者に制裁を加え、真実を知る者すべてを抹殺せよ」コルサントのアンダーグラウンド、光も射さぬ迷路で繰り広げられる追跡劇。証人たちは、ダース・モールの必殺の刃から逃れることができるのか…。映画『エピソード１』直前の事件を描くブリッジ・ノベル。
著者等紹介
リーヴス，マイケル［Ｒｅａｖｅｓ，Ｍｉｃｈａｅｌ］
ファンタジー、超常現象を扱ったスリラーなどを得意とするリーヴスは、テレビのアニメ・シリーズ『バットマン』でエミー賞を受賞。スピルバーグのドリームワークスなどの大手映画会社でも仕事をしている。小説『Ｈｅｌｌ ｏｎ Ｅａｒｔｈ』が２００１年夏にデル・レイ社から発売される予定。ロサンゼルス在住
富永和子［トミナガカズコ］
東京生まれ。独協大学外国語学部英語学科卒業。主な訳書に、ルース・レンデル『虚栄は死なず』（光文社）、パトリシア・カーロン『ささやく壁』（扶桑社）、テリー・ブルックス『スター・ウォーズ エピソード１』、キャシー・タイアーズ『スターウォーズ バランス・ポイント』（ともにソニー・マガジンズ）などがある
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感想・レビュー
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辺野錠
4
映画のスターウォーズは物語全体の一部に過ぎなかったんだなと思った。この作品はダース・モール主役＆エピソード１に繋がるという訳で登場人物の頑張りはほぼ報われないのがやり切れない。最後の最後で希望を託した相手がパルパティーンだったこっちの絶望感がヤバい。ローンの息子のジェダイは別の作品に関わるのか気になった。2020/01/23
まー
1
スターウォーズは好きなのですが、世界の中で使われている用語が説明なしに出てきて、その度に読書が止まることの繰り返しでした。巻末に用語集があるのなら、初出時に注釈番号でもふって欲しかったです。途中まで頑張って読んで、そろそろ面白くなってきたとは思ったけど、やはり用語に引っかかることが多くて、世界に集中できなかったのが残念です。翻訳のときにルビをうまく使うなどして、もうちょっと読みやすい工夫があれば、最後まで読みきれたと思います。他のノベライズを読んだ後、用語が気にならなくなったら、もう一度挑戦しようかな。2017/09/23
Ｄ４Ｃ
0
ダース・モールが主人公と言うだけあって、なんともダークサイドに包まれた物語です。 ダース・モールの戦士としての有能さはもちろん、追跡者としても優秀なのがよくわかるのですが、それ以上に追跡者から逃げるローンとI-5、ダーシャの運命に抗う様子が見どころの一つ。 追う者、追われる者の視点が切り替わり、ハラハラドキドキは最後まで持続する内容でした。 惑星間を駆け巡るような物語ではなく、コルサントの薄暗い地上がメインとなるので何だかダンジョンを冒険しているかのような感じがしたのも魅力の一つでした。2015/01/04
