リトル・ボーイ・ブルー

リトル・ボーイ・ブルー

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  • サイズ B6判/ページ数 395p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784789713184
  • NDC分類 933
  • Cコード C0074

内容説明

両親が離婚し、4歳のときから養護施設を転々としているアレックス・ハモンド。ある日、父親が孤児院を訪ねてきて引き取りを申し出るが、アレックスは仲間たちとともに脱走する。「善意」に名を借りた社会からの管理を憎悪し、自由を求めて暴力と犯罪の生活に転落していく弧独な少年のすさまじい生きざまを描く、自伝的犯罪小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

daiyuuki

21
両親が離婚し、4歳のときから養護施設を転々としているアレックス・ハモンド。ある日、父親が孤児院を訪ねてきて引き取りを申し出るが、アレックスは仲間たちとともに脱走する。刑務所や裏街道を歩きながら、アウトローとしての生きざまや稼ぎ方や立ち回り方を学んでいきながらアウトローの仲間との交流や友情を緻密に描くストーリーはアウトロー版スタンド・バイ・ミーといった感じだが、弱肉強食のルールが支配する裏街道や刑務所の実情を緻密に描く描写はバンカーならではでした。2015/10/06

デルタアイ

4
施設たらいまわしで癇癪持ちの少年が成長していく過程を描いた青春&犯罪小説 屈折した気持ちを行動で爆発させ アウトロー達のタフさを学びどんどん染まっていくアレックスだが時折り見せるピュアな一面がギャップがありすごく好きだな バンカーでしか書けない 裏スタンドバイミーとも言えそうな傑作 ☆9.02023/09/02

陽一

3
おそらくバンカーの最高傑作。苦しんできた人間には切実に感じるものがある。誠実な人間の苦悩。一握りの希望。

yuko

0
暴力的で荒々しいことばかり起きる犯罪小説であると同時に瑞々しい少年の一瞬を切り取った青春小説 読んでる最中昔の冒険の日々や学校関係ではない交流のなかで起こる体験達を思い出した ひたすら自由を求めて逃げ出すしかできない少年の心情が事細かに鮮明に描かれていて、そのときの気持ちをずっと持ち続け見事なまでの文章にしたエドワード・バンカーは本当に素晴らしい あと読書・本に関する話になると今までの反抗的で凶暴性ありあまる人間が一転、純粋に無邪気に愛おしく語りだすのがたまらなかった 2021/01/09

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