内容説明
本書は、調理法や食品グループごとに食べやすくするための調理のポイントをまとめたものである。料理ページでご紹介するレシピはすべて、東京家政大学にあるナースリールーム(乳幼児保育研究施設)の給食で子供たちが食べている料理である。
目次
幼児期の食事には、こんな役割があります
調理のポイントとレシピ119品(苦手な野菜を食べやすくする;野菜の煮物を食べやすくする;野菜のあえ物を食べやすくする;野菜のいため物を食べやすくする;肉を食べやすくする;魚介類を食べやすくする;豆、芋を食べやすくする;卵、牛乳・乳製品を食べやすくする;乾物を食べやすくする;めん類を食べやすくする;ごはん、パンを食べやすくする;調味料、香辛料の使い方;おやつ)
著者等紹介
加藤初枝[カトウハツエ]
東京家政大学ナースリールーム管理栄養士。東京家政大学家政学部卒業後、1976年から同大学児童学科内にあるナースリールーム(乳幼児保育研究施設)に勤務。以後、現在まで生後5か月から3歳までの子供たちの食事の献立作成と調理を行なっている。長年の経験から得た幼児が食べやすいように工夫したレシピとノウハウは、月刊『栄養と料理』連載中(1998年1月号~12月号)から読者のお母さん方の好評を得た
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こいこい
4
レシピよりも解説やコラムが心に残る本でした。◎幼児期は「口」と「心」がつながっている。◎幼児期は、食べ物そのもののおいしさの能力を育むとき。◎炒めものは炒めた後、だしなどを加えて蒸し煮に。◎3歳まではひき肉が食べやすい。3歳過ぎると薄切り肉も使える。◎奥歯の生えそろっていない幼児がめん類のおいしさを充分味わうには、スパゲティよりシェルマカロニ。◎黒い色を嫌がる幼児は多い。幼児が自分から食べようとするのを待つ。←ただ待つのではなく、試行錯誤が必要なんですね。2019/07/11
ひとん
2
いつも同じようなメニューになってしまうので、新規開拓したくて。食べやすくするポイントがあるのはいい。和が多めなのもいい。2017/07/21
にゃんまげ
1
思っていたより軟らかくなるようによく加熱した方が食べやすくなる。濃い味付けは調味料の味をおいしいと感じる味覚に育ってしまうため素材の味を感じる程度の薄味を心がける。小さいうちに楽しい雰囲気でいろいろな味に慣れさせ、かつ和食がおすすめ。大人になって和食がおいしく感じる。慣れない味は口から出すことがあるが少しでも食べられたら褒めることでまた食べる意欲がわく。 味は薄味に、食事は楽しく誉めながらすすめよう♪2015/06/13
ろみこ
0
大人のごはんを薄味にして取り分けても食べない息子のために購入。今までべーっとしてたピーマンも完食するようになった!大人が食べてもおいしい。家族みんなで同じごはんが食べれて嬉しい。2017/10/27
とおる
0
幼児向けのレシピ119品が載っている本です。単なるレシピではなく「食べやすい」というところがポイントです。うちの子供も好き嫌いが多いので、この本が参考になるかなと思って買ってみたのですが、豊富なレシピ、写真があって活用できます。なぜこういう料理にしてるのか?という丁寧な解説がついているのも良い点です。2013/03/23