• ポイントキャンペーン

場所感の喪失〈上〉電子メディアが社会的行動に及ぼす影響

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 414p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788508699
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C1036

出版社内容情報

異なる場所に同じ体験をもたらす電子メディア。それは私たちの社会経験をいかに変容させ、アイデンティティを混乱させているか。このような「場所感の喪失」が引き起こす変化の本質を、ゴフマンとマクルーハンを手引きに描出するメディア論の古典。

内容説明

いまなおわれわれの感覚、思考、行動を激変させつつある電子メディア。その変容を、ゴフマンのエンカウンター理論とマクルーハンのメディア論を結びつけることで、「場所」感の喪失として鮮やかに分析する。マクルーハン以降のメディア論の代表作。

目次

序―行動とそのあるべき場所
第1部 変化のメカニズムとしてのメディア(メディアと行動―失われた環;メディア、状況、行動;メディアが変化すると役割はなぜ変化するか)
第2部 印刷状況から電子状況へ(公域どうしの融合;公的行動と私的行動の不鮮明化;社会的場所と物理的場所の分離)
第3部 新しい社会風景(新しい集団的アイデンティティ;成長への新しい道;権威への疑念 ほか)

著者等紹介

メイロウィッツ,ジョシュア[メイロウィッツ,ジョシュア][Meyrowitz,Joshua]
ニュー・ハンプシャー大学コミュニケーション学部、教授

安川一[ヤスカワハジメ]
一橋大学大学院社会学研究科教授。専攻、理論社会学、視覚社会学、コミュニケーション論

高山啓子[タカヤマケイコ]
川村学園女子大学人間文化学部専任講師。専攻、エスノメソドロジー、コミュニケーション論

上谷香陽[ウエタニカヨ]
立教大学ほか非常勤講師。専攻、理論社会学、エスノメソドロジー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mEmO

0
状況論にメディウム論の考えかたをプラスし、メディアの変化によって私たちの生活空間がどんな影響を受けるのかを描いた本。電子メディアによって裏/表(公/私といってもいい)の境界が取り払われてしまい、従来ならば見えなかったものが見えるようになってしまう、という話なんかは、ソーシャルメディア上でおこっている問題なんかを分析する際にも利用できる。古い本だけどまだまだ古びてはいません。2011/07/24

おこめ

0
状況論的アプローチによるメディアと行動研究。主にマクルーハンとゴッフマンを踏襲。読みやすく、メディアの問題に日常から触れる人は面白く読めそう。物理的セッティングにより定義されていた社会的状況が、コミュニケーションメディアの発展により、拡張や統合など劇的に変化した。isedなど技術的側面も含め具体的事例と合わせて考えたり、あるいはヴァーチャル哲学など抽象的方面に関心を伸ばしたりするのも。役割演技など、今はWebに関して感じる機会の方が多そうなので、ゴッフマンよりいきなりメイロウィッツの方が共感しやすいかも2010/12/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/206084
  • ご注意事項