出版社内容情報
ネットワーク分析を問題解決やデータ分析のツールとして使いたい人々のために、基礎的な概念から分析に手法、コンピュータソフトまでを、生きた事例を豊富に織り込んで直ちに対応できるよう解説。
内容説明
わかる、使える、ネットワーク分析。その基礎的な概念、分析法とノウハウを、豊富な事例を交えて実践的に解説。
目次
第1部 概念の具体化と操作定義(概念操作と中範囲理論;理論の構造)
第2部 ネットワーク特性の概念操作(関係;派閥:クリーク;中心:中心性;競争:構造同値)
第3部 理論と道具箱(行為と構造に関する理論;分析の道具箱)
著者等紹介
安田雪[ヤスダユキ]
1963年東京生まれ。1986年国際基督教大学教養学部卒業。1993年コロンビア大学大学院社会学部博士課程修了(Ph.D)。立教大学社会学部産業関係学科助教授を経て現在社会ネットワーク研究所所長。経済社会学会理事。専門は、社会ネットワーク分析。企業内の従業員関係、WWWユーザのコミュニティ分析、産業間ネットワークなどの国際比較研究に従事している。社会ネットワーク研究所では、ネットワーク会社に対応した、個人と組織の新しい関係を構築するためのネットワークデザインプログラムの開発・研究を推進している
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感想・レビュー
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taming_sfc
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安田雪先生による2001年の著作。同先生による新曜社の前著を、より洗練させ専門的にさせた感がある。より専門性の高い書籍・文章に慣れる事を望む中級者の学生にお勧めの一冊。ネットワーク分析において知っておくべき事はほぼ網羅されているし、基礎用語集、基礎文献集も備わっているなど、大変ありがたい。こういう書籍から、日本における当該学問が発展していくのだろうな、と感じ入った一冊。2012/03/13
ヒカリ
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難しい内容であるが、数学、数式等の難しさはなく、理論をきっちり説明してくれており分かりやすい。是非とも実践へとつなげたいものである。2020/10/20