野性の教育をめざして―子どもの社会化から超社会化へ

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788507128
  • NDC分類 371.3
  • Cコード C1037

出版社内容情報

 登校拒否、援助交際など、子どもたちがつきつける問いによって、いまや教育は重大な危機に頻ししている。教育を社会化という概念でとらえ、外部に向けての社会化を「超社会化」(ルソーのいう「野生」)とよんで、そこに教育の未来を探る野心的試み。

内容説明

なぜ学校へ行かないといけないの?なぜ人を殺してはいけないの?なぜ、援助交際はいけないの?―子どもたちの突きつける問いによって、近代社会の常識が危機に瀕している!教育もまた。真にラディカルな教育原論の試み。

目次

序 社会化論から超社会化論へ
第1部 社会化と超社会化(社会化論を超えて;教育の“起源”をめぐる覚書;嗜癖としての「自分探し」)
第2部 超社会化論による発見(遊びの躍動;ノスタルジーの深層;回想のなかの幼年期―オクノフィリアとフィロバティズム;母性の社会化と超社会化―愛をめぐる関係)
第3部 社会化論の修正(人形に心が生まれるまで―子どもたちの他者理解を育むもの;社会化と“子ども”の「しごと」―歴史社会学的考察のための試論;経験としてのライフ・ヒストリー―「語り」の相互作用と自己;サックスの「社会化論」)