出版社内容情報
認知科学パラダイム成立のドラマを西欧思想史の大きな流れに位置づけて流麗に描き出した話題作。人間の知の本質をめぐるデカルトからラッセル,ゲーデルを経て,チューリングとウィトゲンシュタインに至る哲学者たちの挑戦へのパノラミックな招待。
・「出版ニュース」94.4月
・朝日新聞 94.5.8 米沢富美子氏評
・「月刊 言語」 94.8月 浜口 稔氏評
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【書物復権 2007】
『 日常生活の認知行動 』 J・レイヴ著 (定価3780円 2007年6月発売予定)
内容説明
ラッセルの『数学原理』からゲーデルの不完全性定理へ、そしてチューリングの計算理論とウィトゲンシュタインの言語哲学から認知科学のパラダイムへ―。現代理性の革命を西欧思想史の大きな流れを背景にパノラミックに描き出した“悦ばしい”知への招待。
目次
1章 握手
2章 古典的研究課題
3章 つのり来る嵐
4章 意味にも歯止めがあるはずだ
5章 黒いガラスと砕かれた鏡
6章 公的世界の矛盾
7章 チューリングとウィトゲンシュタイン
8章 情報の嵐
9章 模倣ゲーム
10章 言語論的転回:11章 意識のはなし
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒い森会長
1
著者はFライバーの息子。認知科学とは、人間が「知る」とか「考える」とは何か、を研究する学。大きく進展したのは20世紀になり、ヴィトゲンシュタインとチューリングの研究が出てから。特にチューリングは重要で、論文のほとんどは現在も有効。コンピューターと人の脳の比較により、認知研究は一段と進む。この本は、その科学の基本的な考え方、見方を一つ一つ解説してゆく。ただし、「自己言及」を扱った内容の文章の翻訳なので注意深く読むことをお勧めする。2016/12/04
NAM
0
たるい2008/05/29
エリー
0
げきむずでした…またいつか再挑戦したいですね…2019/12/03