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出版社内容情報
次々に絶版を宣告される名著・名作の数々を、古書の山のなかから掘り起こし、ほこりを払って慈しむように扉を開ける。シュテフターから中島敦までの古書84冊の紹介と古書店探訪日記など、真によきものへのノスタルジーを呼びさますエッセイ。
緒言
解説――絶版文庫本鳥瞰
1
(1)シュテフター『森の小径・水晶』
(2)ヤコブセン『マリィ・グルッベ夫人』
(3)スターン『センチメンタル・ジャーニー』
(4)ベルグマン『カムチャッカ紀行』
●紙魚のつぶやき● 古書探索日記から
(5)『ギリシャ抒情詩選』
(6)『ミユッセ小説集』
(7)アクサーコフ『家族の記録』
(8)サッケッティ『フィレンツェの人々』
●紙魚のつぶやき● 百円均一本
(9)レスコーフ『真珠の首飾り』
(10)シュー『さまよえるユダヤ人』
(11)ギッシング『蜘蛛の巣の家』
(12)『グウルモン詩集』
●紙魚のつぶやき● 古い文庫解説目録から
(13)ロート『酔ひどれ聖譚』
(14)フィツジェラルド『夜はやさし』
(15)デュアメル『阿蘭陀組曲・北方の歌』
(16)ラーベ『雀横丁年代記』
●紙魚のつぶやき● 忙中スキあり
(17)『支那童話集』
(18)ハズリット『時代の精神』
(19)トーマス・ハンショウ『天國の門』
(20)『ジイドの日記』
●紙魚のつぶやき● 岩波の「文庫」について
(21)つぶやき● 最近発刊された文庫から
(37)ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』
(38)スタニスラフスキー『芸術におけるわが生涯』
(39)マルセル・アルラン『悩める魂』
(40)ジャン・ジロドゥ『ジークフリート』
●紙魚のつぶやき● 幻の文庫たち
(41)ジャン・コクトオ『山師トマ』
(42)ゴールドスミス『ウェークフィールドの牧師』
(43)ケストナー『人生処方詩集』
(44)ビョルンソン『日向丘の少女』
●紙魚のつぶやき● 夢の休暇
(45)トルストイ『文学論』
(46)ピエール・ロチ『青春』
(47)『津村信夫詩集』
(48)薄田泣菫『茶話』
●紙魚のつぶやき● 読書空間
(49)瀬木慎一『ゴッホ 生涯と芸術』
(50)『山内義雄譯詩集』
(51)石森延男『バンのみやげ話』
(52)佐々木邦『笑の王國』
●紙魚のつぶやき● 幸福な読書の思い出に寄せて
(53)森田たま『もめん随筆』
(54)『八木重吉詩集』
(55)井伏鱒二『貸間あり・おこまさん』
(56)中島敦『光と風と夢・李陵』
●紙魚のつぶやき● 文庫日記から
(57)『中村草田r> (6)バイコフ『偉大なる王』
(7)ウェルズ『世界文化史』
(8)ボードレール『若き魔術師』
(9)フックス『風俗の歴史』
(10)高田保『第一ブラリひょうたん』
(11)小山清『落穂拾ひ』
(12)小杉放庵『唐詩及唐詩人』
(13)丸岡明『幼年時代』
(14)土岐善磨『明治大正芸術史』
あとがき