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内容説明
展覧会を企画・運営して作り上げるプロフェッショナルであるキュレーター。1950年代から現在まで、日本で企画された数々の展覧会を紹介しながらこれまでの歩みを振り返り、日本独自の文脈から生まれた「学芸員」の時代からグローバルで今日的な「キュレーター」の時代へという変遷を追う。キュレーターの現状を紹介して今後のあるべき姿も言及し、時代の新たな価値観を創造するキュレーターの魅力を明らかにする。
目次
第1章 日本における「学芸員」の守備範囲
第2章 日本キュレーター前史―「学芸員」のはじまり/黎明期:一九五〇年代
第3章 「学芸員」から「キュレーター」へ―転換期:一九六〇‐八〇年代
第4章 「キュレーターの時代」―発展期:一九九〇年代
第5章 これからのキュレーター像
東京ビエンナーレとその時代―中原佑介インタビュー
著者等紹介
難波祐子[ナンバサチコ]
キュレーター。多摩美術大学非常勤講師。ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)学士号(社会人類学)、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(ロンドン)修士号(現代美術キュレーション)。2006‐11年、東京都現代美術館学芸員を経て、展覧会やワークショップの企画運営をおこなう株式会社I plus Nを設立。専門は現代美術・文化研究、アートによる子育て支援事業、地域活性化事業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メルセ・ひすい
2
15-143 1950年代から現在まで、日本で企画された展覧会が紹介されている。日本独自の文脈から生まれた「学芸員」の時代から「キュレーター」への変遷を追う。展覧会を企画・運営して作り上げるプロフェッショナルである、キュレーター。日本で企画された数々の展覧会を紹介し、これまでの歩みを振り返る。時代の新たな価値観を創造するキュレーターの魅力を明らかにする。白黒写真多数挿入。☆「学芸員」の守備範囲 日本キュレーター前史 「学芸員」から「キュレーター」へ‘60~80 キュレーターの時代‘90 キュレーター像 2012/03/23
rytryt
1
現代美術に関心が湧いたのと、ポンピドゥセンターの記述は、社会における芸術活動の意味がわかるような気がしました。2024/01/30
tochork
1
記述範囲は現代美術に限定されています。1950年代の<葉山館>から現在まで。あたらしいジャンルを扱うこと。初期の苦労。そしてキュレーターが活動する。展覧会の企画運営、過去の事例を反省する。ようやく体をなしてきた一方で、某都心の美術館などが勢力を強める・・・・・・。その道を志すひとには欠かせない一冊だとおもう。2012/09/26
しまりんご
0
キュレーションの重要性…というか可能性、まだ充分に感じていない美術館すらあると思う。2014/11/26
st
0
予習として。2014/08/12