出版社内容情報
日本の広告とアメリカ化、電子メディアにおける主体、戦後国語教育が隠蔽してきたもの、外国人居住者が提示する問題、メディアと観光の複合化……。多様な切り口から、都市やメディアの発展と文化の異種混交の問題を見通す論考集。
はじめに 金子淳
第1章 グローバル化と文化研究の視座――アメリカナイゼーション再考 吉見俊哉
第2章 電子メディアの共同体 大澤真幸
第3章 ポストコロニアルな状況と文学 小森陽一
第4章 グローバル化とエスニシティ――世界都市・東京のアジア系移住者をめぐって 田嶋淳子
第5章 メディアと観光文化の多様化 山中速人
内容説明
グローバル化とボーダーレス化が急速に進む現代。都市空間やメディア空間の持つ意味と役割を文化や社会との関係のなかでとらえ直していく視点が、ますます重要になっている。地球規模での文化の混合状況をふまえ、文化研究、社会学、文学、エスニシティ研究など、さまざまな分野の第一線で活躍する研究者が独自の斬新なメディア論を展開する。日本の広告とアメリカナイゼーションの関係とは。電子メディアにおける主体とは。戦後国語教育は何を隠蔽してきたのか。池袋や新宿の外国人居住者が提示する問題とは。ハワイにおけるメディアと観光の複合化とは。都市やメディアの発展と、それにともなう文化の“異種混交”の問題を見通す論考集。
目次
第1章 グローバル化と文化研究の視座―アメリカナイゼーション再考
第2章 電子メディアの共同体
第3章 ポストコロニアルな状況と文学
第4章 グローバル化とエスニシティ―世界都市・東京のアジア系移住者をめぐって
第5章 メディアと観光文化の多様化