大学「自由化」の時代へ―高度教育社会の到来

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大学「自由化」の時代へ―高度教育社会の到来

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  • サイズ B6判/ページ数 186p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787230645
  • NDC分類 377.04
  • Cコード C0037

出版社内容情報

大衆社会に相応する教養教育を! 時代と対話することを避け、中世ギルドの境位にとどまり、既得権益の保守の砦になりはてた大学から「特権」を剥奪し、大学を資本主義化せよ! 『大学教授になる方法』の鷲田教授が改革案を大胆提言。

1 大学の「自由化」――改革の根本はどこにある
 (1)「自由化」とは何か
 (2)定員の自由化
 (3)助成金の打ち切り
 (4)国立大学の設置基準の抜本的改正
 (5)民営化
 (6)授業料と給与の自由化
 (7)教員の流動化――採用・移動・交流の自由化
 (8)学生の移動・交流の自由化
 (9)大学では普通のことが難しい

2 教養の時代――専門から教養へ
 (1)教養課程の解消は、教養教育の否定か
 (2)新・教養の時代――高度専門の時代
 (3)大衆大学が目指すもの

3 こんな教師はごめんです――教育のための研究を
 (1)六〇年代の風景
 (2)大学教授とは何か
 (3)教育者としての教師
 (4)教育者として必要なもの
 (5)教師は忙しい
 (6)教師は貧しい
 (7)講義回数が多すぎる
 (8)無能な教師を採らない方法
 (9)教師が駄目なのは、いまに始まったことではない

4 偏差値時代の「勝利」
 (0)はじめに
 (1)学歴社会とは何か
 (2)偏差値教育とは何か
 (3)教育不在だった大学
 (4)エリート教育は大学院

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内容説明

高度大衆教育の時代に、大学は何を標榜すべきなのか。『大学教授になる方法』の鷲田教授が、いまだ中世ギルドや社会主義システムの境位に留まり、既得権益の温床になり果てた大学を叱る。

目次

1 大学の「自由化」―改革の根本はどこにある
2 教養の時代―専門から教養へ
3 こんな教師はごめんです―教育のための研究を
4 偏差値時代の「勝利」
5 現代日本の「知識人」の運命
6 教育雑感
7 いま、子供のやる気を引き出すには