出版社内容情報
大衆社会に相応する教養教育を! 時代と対話することを避け、中世ギルドの境位にとどまり、既得権益の保守の砦になりはてた大学から「特権」を剥奪し、大学を資本主義化せよ! 『大学教授になる方法』の鷲田教授が改革案を大胆提言。
1 大学の「自由化」――改革の根本はどこにある
(1)「自由化」とは何か
(2)定員の自由化
(3)助成金の打ち切り
(4)国立大学の設置基準の抜本的改正
(5)民営化
(6)授業料と給与の自由化
(7)教員の流動化――採用・移動・交流の自由化
(8)学生の移動・交流の自由化
(9)大学では普通のことが難しい
2 教養の時代――専門から教養へ
(1)教養課程の解消は、教養教育の否定か
(2)新・教養の時代――高度専門の時代
(3)大衆大学が目指すもの
3 こんな教師はごめんです――教育のための研究を
(1)六〇年代の風景
(2)大学教授とは何か
(3)教育者としての教師
(4)教育者として必要なもの
(5)教師は忙しい
(6)教師は貧しい
(7)講義回数が多すぎる
(8)無能な教師を採らない方法
(9)教師が駄目なのは、いまに始まったことではない
4 偏差値時代の「勝利」
(0)はじめに
(1)学歴社会とは何か
(2)偏差値教育とは何か
(3)教育不在だった大学
(4)エリート教育は大学院
この商品は非再販本です。ご購入のさいは青弓社にご連絡ください。青弓社(03-3265-8548)
内容説明
高度大衆教育の時代に、大学は何を標榜すべきなのか。『大学教授になる方法』の鷲田教授が、いまだ中世ギルドや社会主義システムの境位に留まり、既得権益の温床になり果てた大学を叱る。
目次
1 大学の「自由化」―改革の根本はどこにある
2 教養の時代―専門から教養へ
3 こんな教師はごめんです―教育のための研究を
4 偏差値時代の「勝利」
5 現代日本の「知識人」の運命
6 教育雑感
7 いま、子供のやる気を引き出すには