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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぷほは
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部屋の整理をしていたら出てきた。懐かしい。学部生時代に読んで衝撃を受けた。今読んでもみずみずしい大阪弁が身体に染み込んでくる。エグい絵柄が苦手な人もいるだろうが、要所要所でセンスのいいギャグが入るので、それだけで楽しめる。「ところでマラとホラどっちがでかい?」とか最高である。下の院生に花柳界を研究している人がいるのでこのテの話題の(現代からの再解釈プロセスまで含めて)よく聞くのではあるけれど、そのくせ何回聞いてもよく分かったいない。そして、よく分かっていないからきっと何度でも楽しめるということなのだろう。2016/03/18
シンリ
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遊女の悲壮感のようなものはなく、強かで闊達。主人公がとてもいい。新町の話を読んだのはこれが初めてですね2011/12/26
紅独歩
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遊郭モノといえば新吉原を舞台にしたものが多いが、これは大阪・新町を描いている点が目新しい。遊女が「大門」の外に出られる(もちろん特例としてだが)など、ゆるやかで自由な雰囲気がある。とはいえ、遊女の生業の描写はかなり生々しいのだが。根底に「じゃりン子チエ」のような生命力をを感じさせる。2011/01/11
kujira
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表紙の絵とタイトルから、てっきり歴史モノでテーマがちょっと難しいものなんじゃなかろうかと避けていたけど、予想以上に軽く明るく(しかし締めるところはきっちり締め)、そして予想外にエロ。最近装丁を変えて再販されたみたいだけれど、そのチョイスは正しいと思う。表紙とタイトルのとっつきにくさからは想像できない読みやすさだった。2010/01/31