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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いおむ
16
何度目かの再読ですが、完結してからは初めての読み直しと思います。倉子お姉さん…定番の優しいしっかり者といゆうイメージしかなかったですが、楠木を車で轢いたり父親を絞め落としたりと容赦ない性格で笑う。すっかり読んだ記憶がぬけているな~。最初にこまさんも出てたんだと今更気づく。稗田家の玄関のネジ式鍵とか学校の煙突ストーブとか細かいことの描写がうれしい。静かな雪の降る明け方の街灯の下から始まるヒロとユズの朝霧のエピソードはいつ読んでも良いですな。あとオヤジ、がんばれ!2022/03/20
人工知能
6
ずいぶん昔から連載していたのは知っていたが、最終9巻が近々発売されると聞いて、興味を引いて購入。もともと神社系や日本風土、土着系の内容に興味があったので一気に引き込まれました。とりあえず4巻までまとめ買い&一気読み。コメディ要素が強めかと思いきや、妖怪やら血縁やら要素がかなり詰め込まれている。巻を進めるごとにどんどん重厚なストーリーになりそう。2013/01/26
えふのらん
5
忠尋が山に魅入られる際の視点移動(コマ割)が印象的。街の雑踏(買物)から歩道(帰り道)、霧のかかった山という具合に情報量、画風をコントロールしている。境界を意識した画風の変化は後半で顕著だけど、一巻の頃から異化はうまい。稲生物怪録も巻物の抽象度をそのまま持ってきているのも確信犯的。エヴァと比較される事が多いが、モチーフも作風もまるで違う。脚本くらいではなかろか。2022/07/24
へ~ジック
5
僕に漫画は難しい。最初に読んだ時は兎に角お父さんの濃い顔しか印象に残らなかった。けれど二度、三度と読み返す内に柚子と忠尋の絆が眩しくなった。今の僕は二人の虜だ。互いを強く想う少年少女は何時だって美味しい。このまま先に進んでしまうのが勿体ないくらいだ。2021/10/23
臓物ちゃん
4
ゆるゆる巫女コメディが途中からHELLSINGに!無料期間中に読んだけどバリッッッバリに面白すぎる、広島と出雲を舞台にした本格神道伝奇漫画のド傑作。天皇が美少女だったり警視庁抜刀隊が出てきたり『バンデット -偽伝太平記-』で「ヒリつきてぇんだよ!」と言ってたあの人も登場したりとかなり好き勝手にネタを繰り出してんだけど、『石神伝説』みたいに伝奇の土台がビッチリ頑丈に張られているおかげで綺麗に話が纏まるのが凄い。超オススメ。2021/01/01