内容説明
本書は、“最適化”に関する勉強あるいは研究を始めようとする学部の高学年の学生、大学院初年度の学生、研究者などを対象とした入門書である。特に学問領域の境界を意識せず、“最適化”の基礎手法を広く概説し、扱う最適化の問題による分類ではなく、最適化の技法ごとに一つの章を割り振った構成とした。各章では、その章で注目する技法の主旨、原理、方法、例題、応用などについて平易に述べ、古典的な変分法から、近年注目されている進化的計算法、人工生命までを広く扱っている。
目次
1 最適化とその意義について
2 変分法
3 最大原理
4 動的計画法
5 山登り法
6 線形計画法
7 分枝限定法
8 誤差逆伝播法
9 焼きなまし法
10 進化戦略と進化的プログラミング
11 遺伝的アルゴリズム
12 遺伝的プログラミング
13 人工生命