目次
100年の歩みについて、あるいは白い炸裂
1 ランボーのパサージュ(ラムボオ素描;ランボオの死生観;永生と孤立;言葉と生;ランボーと詩的認識の軌道;時代からの逃走;二重のランボー;ランボー以後、芸術は死んだ;死、語、語と化した死者;ランボーの沈黙)
2 「ランボー」をめぐる詩と散文(ランボーからIN‐VOICE;郷愁と想像と―なぜアビシニアか;激しさにふれる楽しみ;淫行期;満月電文;戯画;二人;砂からの贈り物;商人ランボー;虚像のランボーに;ランボー紀行;イリュミナシオン 抄)
3 ランボーは今(ランボーたちの徹夜祭;「感覚と印象」の詩法について―初期ランボーの一世界;香具師のような詩人の肖像;ランボーの手―生/出発/王権について;見られる視線;ランボーと世紀転換期のドイツ;絶対的他者ランボー;アルチュール・ランボー―作品と生と;書くべきか、書かざるべきかは問題外だ;牧歌の終り;『イリュミナシオン』の幻灯機;『地獄の一季節』への序文)
4 ランボーをめぐる対話(すべてを断ち切る男;「探検する詩人」;生活史にもとづいた情熱;アフリカ書簡の誘惑)
5 ランボー雑纂