内容説明
私達がみることのできるものは、遂に、私達のみることそのものの翳だけではないのか。闇から闇へ。その僅かな裂け目に差し込まれた私、私の体、私の体に現われてくる鳥・風・月・花。本書は、これらについての、不毛で蕪雑な博物誌。
目次
第1部 1987年(鳥と井戸とについての短いノート)
第2部 1993~1995年(ランプ・シェイド;素早く通り過ぎるものを…;目を閉じて ほか)
第3部 1996~1997年(夜の深みのなかで;砦の見え方;終末に向けての百五拾行)
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- 和書
- 光合成