現代詩文庫<br> 黒田三郎詩集

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現代詩文庫
黒田三郎詩集

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  • サイズ B6判/ページ数 135p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784783707059
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C1392

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

橋本治の寺

66
黒田三郎の名前を知ったのはいつだっただろうか?大好きな夏葉社から『小さなユリと』が復刊されている事からだったかも知れない。ついでに読んだ三木卓『若き詩人たちの青春』(名著!)や鶴見俊輔『詩と自由』でご本人の魅力にも心奪われたと思う(伊達得夫の名著『詩人たち ユリイカ抄』にも出ていたか?)。上記の本には数々の詩人が現れるが、黒田三郎にとりわけ惹かれるのは何故だろう。ひとつには良い意味での男らしさがあるのだ。そしてもちろん詩が優れている。『小さなユリ』も良いが、圧倒的に『ひとりの女に』がカッコいい。お薦め。2022/01/02

zirou1984

42
「路傍の乞食が/私は乞食ですと/いまさら声を張り上げているような/みじめな世界」友人が中原中也や坂口安吾と並べて紹介していたのを受けて手に取ったのだが、本当に素晴らしい言葉の数々だった。戦後の日常にしっかりと足を付けていながら、それでも心が真っ直ぐに立てそうもない不器用さ。高尚さや美麗さなどは嘘臭いと背を向けて、己の弱さを一心に暴き続ける事で存在そのものの輝きを剥き出しにする。それは瞬きの輝きだから美しい。寄る辺なき者たち、帰る場所を亡くした者たちが集うことのできる、そんな言葉がここにある。君もおいで。2014/02/18

みねたか

15
「小さなユリと」の作品も良いが,初期の「ひとりの女に」や,「渇いた心」の作品に惹かれる。市井の人の日常を大切にする視線を持ちながら,社会生活の中の自己に違和感を覚え,無機物のような雑踏の不気味を感じる。通底するのは、青年期を戦争により奪われた虚無感だろうか。2017/03/28

ぞしま

14
四、五年ぶりに再読。眠れない夜に、慰みを求めて。いてはならないところにいるような/こころのやましさ/それは/いつ/どうして/僕のなかに宿ったのか2016/02/24

NAO

14
いくつか収められた詩集の中でも、『ひとりの女に』『小さなユリと』が好きだ。特に、妻が入院中の父子家庭生活をよんだ『小さなユリと』の、飲んだくれのダメおやじと自分を卑下しながらも優しさが溢れた詩の数々。日常生活の一コマが、彼が詩にすることによって美しく切り取られ、永遠の時を与えられる。難しい言葉など少しも使っていないのにすごいと思う。詩はともすれば生活と切り離され、難解なところへと向かっていきがちだけれど、黒田三郎の詩は、日常生活とつながっていてもこんなに美しく心に残る詩ができるのだという見本のようだ。2015/06/28

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