内容説明
動物とヒトの行動に関する論文集。鳥類における生得的行動を保証する機構、本能概念の批判的再検討など、動物行動学に関する基本論文を年代別に編纂。
目次
社会性カラス科鳥類の比較行動学研究(一九三一)
鳥類の種特異的な衝動行動の認知に関する考察(一九三二)
鳥の環境世界における仲間―社会的な行動様式の解発契機としての種仲間(一九三五)
本能概念の形成について(一九三七)
ハイイロガンの卵転がし運動の走性と本能行動(一九三八)
帰納的心理学と目的論的心理学(一九四二)
著者等紹介
ローレンツ,コンラート[ローレンツ,コンラート][Lorenz,Konrad]
1903年ウィーンに生まれる。ウィーン大学で医学・哲学・動物学を学ぶ。1940年ケーニヒスベルク大学心理学教授。1949年アルテンベルク(オーストリア科学アカデミー)に比較行動学研究所を創立する。1961~73年ゼーヴィーゼンのマックス・プランク行動生理学研究所所長。1974年オーストリア科学アカデミー行動研究所動物心理学部部長。1981年同科学アカデミーにコンラート=ローレンツ研究所を設立。動物行動学の創設に対し1973年度ノーベル賞医学生理学賞受賞。1989年没
丘直通[オカナオミチ]
1909(明治42)年東京に生まれる。東京大学理学部卒業、農林省鳥獣調査室、日本大学医学部、東京文理科大学、東京教育大学教授、専修大学教授を歴任。その間「日本動物心理学会」を創立する。理学博士
日高敏隆[ヒダカトシタカ]
1930(昭和5)年東京に生まれる。東京大学理学部動物学科卒業、理学博士。専攻は動物行動学。東京農工大学農学部教授、京都大学理学部教授、滋賀県立大学学長を経て、総合地球環境学研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ゆとりくん