ビジョン―視覚の計算理論と脳内表現

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  • サイズ A5判/ページ数 448p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784782851234
  • NDC分類 491.374

出版社内容情報

★本書は『書評空間 KINOKUNIYA BOOKLOG』にエントリーされています。

内容説明

本書は、2次元網膜画像から高次中枢における3次元形状の認識に至るまでの全体的な「視覚情報処理のシナリオ」を鮮かに描き出している。このシナリオは、原始スケッチ、2・1/2次元スチッチ、3次元モデルという三つの処理段階に分かれるが,このような著者独自の術語が示すように、きわめて独創的な理論体系が展開されている。

目次

第1章 思想と方法(複雑な情報処理系を理解すること;視覚における表現の枠組み)
第2章 画像の表現(初期視覚の物理的背景;画像の空間的配置)
第3章 画像から表面へ(人間の視覚処理系におけるモジュール組織;立体視;運動方向の選択性)
第4章 可視表面の直接表現(画像の分節;表現されるべき情報;可能な座標系)
第5章 認識のための形状表現(形状の表現で生じる問題;3次元モデル表現;自然な拡張)
第6章 摘要
第7章 本アプローチに対する弁護

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ryosuke Tanaka

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もっと早く読んでおくべきだった。"tri-level hypothesis"自体は孫引き的に誰でも習うが、その背景にある歴史的経緯や何がどうなったら情報システムを「理解した」と言えるのかについての「思想的序説」が最も有用だったと思う。この思考のフレームを携えて、80年代以降の視覚の心理物理研究/神経生理学研究の成果のおさらいをもっと新しく、かつReview寄りの本を使ってやっていくことにする。あと信号処理の数理はちゃんと勉強しないとゲシュタルト学派の轍を踏む。2017/01/27

親橋白金(実は加藤國康)

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網膜の美の愚昧。視覚の美の痙攣。ということを知る。これは間違いなく科学のシュルレアリスム。2005/07/13

Ryosuke Tanaka

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確認のため思想的序説だけ再読。2018/05/25

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