出版社内容情報
認知科学の中で、「記憶と思考」とならんで集中的かつ生産的に研究が展開してきた言語について、具体的研究の成果を紹介する。
目次
第1章 文法理論(序論;形式言語理論の関連する側面;変形文法;生成文法の主要な各流派)
第2章 モデル理論的意味論(意味論への挑戦;意味分析の諸相;形式言語;外延的モデルによる意味論;その他のアプローチ)
第3章 談話(初期の談話処理研究;談話構造;談話構造に関する言語的手がかり;句レベルの現象;計画認識)
第4章 読み(視覚的な単語同定;文章の読みにおける視覚的処理;文脈の中での単語同定;読み過程のシミュレーション)
第5章 言語獲得(言語獲得を理解することの重要性;言語獲得と認知科学;言語獲得のインプット;言語へのブートストラップ;言語獲得の過程;発達上の変化の諸原因)