内容説明
本書は、現代の都市住宅の源流を辿り、その祖型である近世の武士住宅がどのような原理でつくられていたか、また都市独特の住文化とはどのようなものであったのか、それが近代の都市住宅にどのように受け継がれ、発展してきたのか、そしていつ貧困化した現代の都市住宅に変化し、その原因はどこにあったのか、などを解明している。
目次
1章 現代のすまいの問題
2章 日本のすまいの特質
3章 すまいの近世
4章 絵日記にみる中下級武士の生活
5章 すまいの近代
6章 すまいの戦後
7章 近代住思想の展開とその誤謬