出版社内容情報
シゲタサヤカ[シゲタサヤカ]
著・文・その他
内容説明
城下町に突然あらわれた「なんでも屋」と名乗る、謎のイクラ鮨。その想像をはるかに超える「なんでも屋」ぶりに、お殿様はもうメロメロ。イクラとシゲタサヤカの無限の可能性を感じられる1作。
著者等紹介
シゲタサヤカ[シゲタサヤカ]
1979年生まれ。短大卒業後、印刷会社勤務を経て、パレットクラブスクールで絵本制作を学ぶ。第28~30回講談社絵本新人賞で佳作を3年連続受賞する。2009年、第30回佳作受賞作『まないたにりょうりをあげないこと』(講談社)で絵本作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
積読亭くま吉(●´(エ)`●)
107
★★★☆軍艦巻型未来ロボット、いくらくんが、お殿さまを「のび太( ³з³)化」する、近未来SF☆彡(笑)ちょっとまて、その花見、生臭く無いのかぁ~っ!!などなど、突っ込みどころがてんこ盛り過ぎて楽しい(*´ω`人)~♬ってか、いくらなんでも、あれだけ食べたら「痛風」はまぬがれまいな…(´ー`)フッ2015/06/11
masa@レビューお休み中
106
いやぁ、本当にいくらなんでもいくらくんだよ。もう、いくらだからって、やっていいことと悪いことがあるんだよね。一夜にしてお店を作ってしまうのも問題だし、謎のお店は周りの人たちも怖がって立ち寄ることができないよね。でも、いくらくんは淡々と店をやるだけなのだ。ところが、そんな奇妙なお店があるということが、お殿様の耳に入ってしまう。そして、家来をいくらくんのところにやるのだが、そこからまたおかしなこたが起きてしまうんですよね。あぁ、いくらくんも欲しいけど、大量のいくらが食べたくなってしまう危険な絵本です。(笑)2014/01/13
♪みどりpiyopiyo♪
105
おちゃやの よこに、みょうなものが できたと ききつけ、さっそく おとのさまが けらいを よこしました。■なになに? どーいうことなの!? ナンセンスにナンセンスを重ね イクラにイクラを重ねまくる、想像をはるかに超えるイクラっぷり☆ 作者のシゲタサヤカさんって何者なの?(゜▽゜)? ■イクラとシゲタサヤカの無限の可能性を感じられる1作でした! (2013年)2018/01/11
nakanaka
81
シゲタサヤカさんの発想する力には毎度驚かされます。何故イクラ、何故この時代設定等の疑問はありつつも期待を裏切らない面白さでした。イクラ好きな息子たちも大満足。イクラのお寿司が可愛く見えるなんて…。我が家は完全にシゲタサヤカさんにハマってしまいました^^2016/01/08
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
78
奇想天外、荒唐無稽、奇天烈……あとえーとえーと(笑)。この物語の主人公はいくらの寿司「いくらくん」。頭のいくらをひょいとつかんで〈ペペペペペ〉とくっつけると、何でも作り出すことができるのです。いくらくんが掲げた『なんでもや』の看板に偽りないことをお城の殿様に証明すると、殿様の態度は一変。たちまちいくらくんに夢中になります。いくらくんがいない生活は考えられない。でも、いくらくんの苦手な夏がやってきて……。赤いツブツブを書きも書いたり。全編いくら色に染まった楽しい絵本。黒目がない脱力系の絵に心打たれました。2014/10/22