進化するアカデミア―「ユーザー参加型研究」が連れてくる未来

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進化するアカデミア―「ユーザー参加型研究」が連れてくる未来

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  • サイズ B6判/ページ数 196p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781609959
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C0030

出版社内容情報



江渡浩一郎[エトコウイチロウ]
著・文・その他

serori[セロリ]
イラスト

内容説明

ユーザーの創造性を連鎖させるインターネット・コミュニティ「ニコニコ学会β」が可視化した、知的生産の最前線。

目次

第1章 ユーザーとともに起こす知的イノベーション(創造性が連鎖する環境とは;「ユーザー参加型研究」の世界 ほか)
第2章 学会ってどんなところ?研究者って何してるの?(そもそも研究とは何か;ニコニコ学会βが新規性にこだわらない理由 ほか)
第3章 ドキュメント・ニコニコ学会β(ニコファーレで学会がやりたい;「研究」の入口はすぐそこにある。たとえばニコニコ動画とか ほか)
第4章 ニコニコ学会β実装編(100連発という新しい研究の表現;発表をするほうも見るほうも、テンションが上がり続けるフォーマット ほか)
第5章 ニコニコ学会β運営編(ニコニコ学会β合宿;ニコニコ生放送で運営会議 ほか)

著者等紹介

江渡浩一郎[エトコウイチロウ]
ニコニコ学会β実行委員会委員長。独立行政法人産業技術総合研究所主任研究員/メディア・アーティスト。2010年、東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了。博士(情報理工学)。産総研で「利用者参画によるサービスの構裁・運用」をテーマに研究を続ける傍ら、「ニコニコ学会β」の実行委員長も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

センケイ (線形)

6
在野研究の流れから興味を持ち、ハマった。科学に対して構成論的アプローチなどのオルタナティブが言われつつある現代で、まさに作ってみるというアプローチの再評価がなされるさまが描かれる。学会自体のフォーマットに挑戦するプラットフォームの部分もまた面白い。ドキュメンタリー的な文体で言い切り形を使う箇所が多少あったのは気になったが、提案されている様々なアプローチはいずれも面白く、可能な範囲でぜひ踏襲したいと思うのだった。2020/02/23

たいそ

3
ニコニコ学会βについて。学会とは何か、研究とは何か。「創造性」「イノベーション」「おもしろさ」「YouTubeとニコニコ動画の違い」といったあたりがおもしろかった。「研究者は9時5時のサラリーマンではなく、野生であってこそ、真の研究者たりえる。」2014/03/01

ネクロス

3
冒頭の研究成果をもとにてを広げたいアイディアが一杯わいた。わいたアイディアを利用して新しいものを作りたい気持ちがわいてきた。研究者は生き方、スタイルの問題だ。諸君、我々は妄想が大好きだ。2013/10/12

羊男

2
アカデミアが変わってくれるのは、一般人にはありがたい。しかもTEDのようにかっこよければなおさら良い。次世代に安心感があるものね。未来はいつだってなくならいし、良い未来も悪い未来も既に萌芽はここにある。内容的にはネットの未来だけしか語られてないけれど、いづれメイカーやサービス業にも波及していくのだろう。それとそうなってほしい。老年にも参加できうなところが平成的未来。2016/06/26

suoyimi

2
会社に入ってから学会とは無縁になってしまいました。この本で提唱しているニコニコ学会βのような市民参加型の学会の形は面白いなと思います。個人が研究を共有することで未来のテクノロジーの発展につながるならやる気がおきそうですね。2015/10/04

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