内容説明
大震災・原発事故から10年。学校、保育園、学童、地域子育て、児童福祉、障がい児支援…当事者としての子どもの存在が見えていますか。
目次
はじめに―またしても、子ども不在
第1章 おとなは子どもたちを支えることができたのか(子ども不在、当事者不在に抗して―子どもたちからの問いを受けとめながら;子どもの声を地域開発やコミュニティーづくりにいかす―おとなを動かした子どもたちの想い ほか)
第2章 子どもの声を聴き、子どもの力を引き出すために(好きなときに行ける「外」で遊びたい―子どもの心への放射能の影響と自然体験;子どもを侮るなかれ―障がいのある子どもたちの震災後を振り返る ほか)
第3章 これからの支援者、専門家の役割を考える(非常災害時のソーシャルワークの重要性―福祉専門職の支援ネットワークを構築する;種をまく人たち―傾聴ボランティアとの学び合いから ほか)
第4章 子どもだった私たちはおとなをどう見ていたか(私にも大切な故郷がある―震災を自分ごととして考えることを恐れていたけれど;今の世界がすべてではないことに気づく―居場所が見つからない感覚を経験して ほか)
著者等紹介
鈴木庸裕[スズキノブヒロ]
日本福祉大学教育・心理学部教授、福島大学名誉教授。特定非営利活動法人福島スクールソーシャルワーカー協会理事長、日本学校ソーシャルワーク学会代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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