サンエイムック 火の鳥大解剖

三栄（2022/06発売）

• サイズ A4変判／高さ 29cm
• 商品コード 9784779645747
• NDC分類 726.1
• Cコード C9476

出版社内容情報

手塚治虫の集大成作品！今もなおファンに愛され続ける『火の鳥』を徹底解剖!!　1954年-1988年にかけて発表された漫画『火の鳥』。手塚治虫が自らのライフワークと認めた作品である。漫画に限らず、その後映画・アニメ・ラジオドラマ・ゲームなど多岐のメディアに渡った、日本を代表する最高傑作だ。今回、手塚治虫プロ監修のもと『火の鳥』の世界観、ストーリー、魅力的なキャラクターに迫る。今までになかった『火の鳥』を特集する一冊を目指します。＜コンテンツ案＞●『火の鳥』の世界を解説する歴史パート●貴重な原画公開●主要人物・キャラクターの解説パート●インタビュー/「火の鳥」「手塚治虫」に影響を受けた著名人●ストーリー・キャラクター図鑑・名言集など他、多数。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[keroppi]

手塚治虫「火の鳥」全作品を俯瞰的にとらえ解説するムック本。書店で見かけて、ついつい買ってしまった。「火の鳥」は、全作品初掲載時から何度となく読んでいて、私の精神形成にも多大な影響を与えた作品だ。こうやって全作品を見てみると、その壮大な構想に恐れ入る。特に好きな「未来編」のラストシーンが原画で収録されていて嬉しい。二階堂黎人の「火の鳥アトム編」という作品もあるらしく読みたくなってくる。

2022/06/17

[KDS]

手塚治虫のライフワーク「火の鳥」の解析本。それぞれのエピソードの時代考証やキャラなどが詳しく解説されている。こうして年表に並べられたのを見ると、未来に比べて過去の方のエピソードはまだ沢山ネタが残っている。一番新しいもので「異形編」の室町時代なのだ。戦国時代や幕末期、昭和初期頃のエピソードも読んでみたかった。この作品を最初に読んだのは角川書店から出た豪華愛蔵版の「鳳凰編」だったと思う。これを読んでその面白さに衝撃を受け、当時ベストセラーだった「アドルフに告ぐ」や他の未読だった手塚作品を読み漁ることになる。

2023/12/03

[もくもく]

桜庭一樹の「小説 火の鳥 大地編」を読み出したところで、たまたまこのムックを発見し、原作の復習のためにも購入いたしました。いや、書棚に並んでいて、これまでにも何回か読んだ原作マンガを読み直せば良いんだけど、かなり時間がかかるからなぁ…。(^o^)　各編の解説なども興味深いけれど、大判のカラーで、しっかりと「手塚治虫のマンガ」を見せてくれる、巻頭の「火の鳥 Illustration Gallery」や、「原画で見る『火の鳥 未来編』ラストシーン」が素晴らしいです。

2022/07/09