内容説明
インターネットで世界とつながっているのに、実際は?考える高校生になって、閉鎖された世界とどう付き合えばよいのかを考えたい。高校生からの哲学入門。
目次
哲学するとは何か
ソクラテスとギリシャ哲学
キリスト教の世界
ブッダはなぜ出家したのか
イスラム教を理解するために
デカルトとベーコン
ホッブズ、ロック、ルソー
労働とマルクス
サルトルとレヴィ=ストロース
ニーチェから現代思想へ〔ほか〕
著者等紹介
手島純[テシマジュン]
1954年、福岡県に生まれる。大学で哲学、大学院で教育学を学んだ。民間会社経験後、教員に転職。通信制高校、定時制高校、全日制高校で社会科を担当する。(財)神奈川県高等学校教育会館教育研究所員も兼ねる。日本通信教育学会(理事)、日本教師教育学会に所属する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
to boy
23
高校の倫理の先生が高校生のために書いた哲学の入門書。確かにわかりやすく、高校生に寄り添って書かれていて良いのだが、もう少し背伸びしても良いのかなって思った。でも、若い人にぜひとも読んでもらいたい良書です。2022/02/11
k.m.joe
9
一人でも多くの高校生に読んでほしい。感じてほしい。2014/03/17
ikue
4
言葉が分かりやすいし、西洋哲学の流れが見える。哲学者の人物像にも触れていて、頭に入ってき易い。哲学に興味はあるけど、何を読んだらいいものかと思って手に取った本。また読みたい。2015/08/07
affistar
1
学校の先生が書いた本です。倫理に出てきそうな偉人の思想やそれに至る生い立ちなどが、その人の著書などを紹介しながら書かれています。受験用の参考書というよりは、高校生にとって身近な話題や、偉人の生い立ちなどに踏み込んで、一部でも高校生が興味を持って自分事としてとらえてくれるといいなという工夫がたくさんある本です。哲学って結局、考えることが大切だよ、ということですね。実際、学校で習ったときは専門用語が多いし、よく分からないしで、なかなか仲良くなれなかった記憶しかないなあ。2021/03/06
しろ
1
哲学に触れたことのない自分でもわかりやすく、興味深い内容だった。哲学って取っ付きにくいイメージだったけど、その時代ごとに即した思想が語られていて、案外実態に沿ったものだと感じた。自分の知らない世界を知るということは、やはり面白い。2021/02/15