演劇は仕事になるのか?―演劇の経済的側面とその未来

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  • サイズ A5判/ページ数 205p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784779116421
  • NDC分類 770.9
  • Cコード C0074

内容説明

“劇場法”と、これからのアーツ・マネジメント。

目次

第1章 演劇のいま―日本の「劇団」は何を成してきたのでしょう?
第2章 劇場って何でしょう?
第3章 芸術と公共政策との関係
第4章 隣の芝生、自分の庭
第5章 地域と公共劇場のこれから
第6章 演劇の未来と文化政策
結びに代えて―アーツ・マネジメントのココロ

著者等紹介

米屋尚子[ヨネヤナオコ]
1960年富山県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。銀行員から演劇専門誌編集に転職し、フリーの演劇ジャーナリストに。91~93年、英国シティ大学大学院芸術政策運営学科に留学。帰国後、慶應義塾大学アートセンター立ち上げに参加した後、94年、ニューヨークのコロンビア大学大学院に客員研究員として留学。96年より社団法人日本芸能実演家団体協議会(芸団協)に勤務し、舞台芸術に関する調査研究や研修事業、政策提言にかかわる。文化審議会・文化政策部会委員を2003年から2009年まで7期務めたほか、複数の自治体の文化芸術振興関連の審議会委員などを務める。文化経済学会“日本”、国際演劇評論家協会・日本センター会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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りえこ

11
これはずっと考えていたことだったので、興味があり読みました。又、読み返したいし、考えていきたいな。2013/06/17

Oezy_k

2
基本的には、何かしら演劇を盛り上げたいということへの動機付けが前提とされ、そうした人が「ではどうすればいいか」を考えるための本なのかなと思う。もしかしたら研究者からみたら不正確な部分があるのかもしれないが、これまでの日本の演劇制度史、文化史、政策史がわかりやすく整理されていた。何らかの形で演劇を支えていきたいという気持ちを持った人が、この本を読むことで演劇との関わり方の多様性を知ることができ、それによって自らの演劇との関わり方を考えられるといいのだろう。2013/05/12

やまねっと

1
演劇が仕事になるのか?という結論は最後まで明らかにされない。海外の舞台芸術のあり方というのはとてもわかりやすく記述されていて勉強になった。この本が演劇をやる上でマストな本であるかというとそうでもないと思う。 タイトル勝ちの本である。2017/06/11

がっちゃん

1
これからの演劇界に必要なのは、人材育成。表現者とはもちろんのこと、観客の育成も図っていかなくてはならない。そのためには、まず地域に「劇場」が根付くこと。ここにいけば、なにか面白いこと、刺激的なことがあるという、認識を持ってもらえるようにしていかなくてはいけない。また、「表現の世界」で才能を持つ若手を表に出す機会をつくるためにも、「公共劇場」という考え方は大変素晴らしい!2012/12/31

iuba

1
これはちょっといいぞ。最近読んだ演劇関係書籍のなかでは一番かも。若手舞台の興行に興味があるなら読んで損はなし。まじまじ。2012/09/13

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